食物栄養科プロジェクト

食物栄養科プロジェクト
食物栄養科プロジェクト
YOKOHAMA FC×TOITA
選手食堂メニュー開発

What's Project?

戸板女子短期大学「企業・地域コラボプロジェクト」は
興味を持つことを入り口に、
実際のビジネスシーンを体験しながら学び、
普通では触れることのできない
「プロフェッショナル」に会い、憧れ、学び、吸収することで、
短大の2年間を「ギュッ」と充実した時間にし、
成長することを目的としています。
今回のプロジェクトは、
日本最高峰のプロスポーツリーグ J リーグ 
横浜FCの現場で活躍する、
栄養士、管理栄養士の方の仕事を知ることで、
スポーツ栄養士のリアルな現場を学ぶことが目的です。

プロジェクトメンバー

横浜FCの食堂を視察。公認スポーツ栄養士さんにアドバイスを頂き、オリジナルメニューを開発してきました!

左から西山先生、石井さん、長田さん、芝崎さん、素野さん、斉藤さん

オリジナルメニュー紹介

menu

スポーツ栄養こだわりポイント1

練習や試合の曜日によって摂取栄養素を変える

水、木曜日は、タンパク質を多くとります。
タンパク質を多く摂ることで、週半ばに、筋トレで体を鍛えます。
金曜日は、炭水化物などの糖質を多くとります。
試合ではカロリーを消費するので、前日はご飯やうどんなど炭水化物をたくさん摂取します。
試合から一番遠い火曜日は、選手の好きな肉や脂を多くとっても良い曜日です。

タンパク質がとれるメニュー

蒸し鶏 3種のソース

栄養成分

エネルギー 134kcal

  • たんぱく質

    23.5g

  • カルシウム

    24mg

  • 脂質

    1.9g

  • 0.5mg

  • 炭水化物

    1.2g

3種のソース

「タンパク質」が多く採れる蒸し鶏に、選手の好みに合わせて用意しました。

  • 梅おろしソース
  • 梅オリーブ油
  • にくしょうが香味ソース

pointチンゲン菜の和え物などを添えていただくと彩りも良くなりました。

スポーツ栄養こだわりポイント2

サッカー選手はカロリーが必要!!最適なメニューを考案

横浜FCの選手は、毎食1,500kcal 以上のメニューを3食分食べます。
一般女性が1日に必要とされるカロリーは 1,450~1,740kcalとされているため、アスリートに必要なカロリーは、とても高いことがわかります。
体重などを考慮して、個人でカロリーを調整しています。

カロリーバランスを考えたメニュー

白飯

栄養成分

エネルギー 336kcal

  • たんぱく質

    15.4g

  • カルシウム

    95mg

  • 脂質

    11.4g

  • 1.8mg

  • 炭水化物

    67.6g

冷製コーンスープ

栄養成分

エネルギー 93kcal

  • たんぱく質

    4.2g

  • カルシウム

    31mg

  • 脂質

    2.8g

  • 1.2mg

  • 炭水化物

    13.1g

生春巻きサラダ

栄養成分

エネルギー 59kcal

  • たんぱく質

    0.8g

  • カルシウム

    26mg

  • 脂質

    0.2g

  • 0.8mg

  • 炭水化物

    13.1g

スポーツ栄養こだわりポイント3

横浜FCの選手はカレー好き!?パワーの源を美味しく摂取

選手が好きなメニューはカレー !名物のLEOCカレーデーが月1回あり、選手に大好評だそうです。
今回私たちが提案する日8/20が休養日明けの火曜日ということもあり脂質が多い「チーズ」をいれた、選手の好きな「カレー」、そして、エネルギーになる炭水化物を多くとれる「うどん」を考えました。その他にも、戸板女子らしいおしゃれな「キッシュロレーヌ」、旬の食材を取り入れた「スイカゼリー」も開発しました。

好みや季節に応じた旬のメニュー

チーズカレーうどん

栄養成分

エネルギー 448kcal

  • たんぱく質

    15.4g

  • カルシウム

    95mg

  • 脂質

    11.4g

  • 1.8mg

  • 炭水化物

    67.6g

キッシュロレーヌ

栄養成分

エネルギー 95kcal

  • たんぱく質

    3.8g

  • カルシウム

    41mg

  • 脂質

    7.3g

  • 0.4mg

  • 炭水化物

    3.5g

point戸板女子短期大学の学生らしく!
おしゃれなキッシュロレーヌ

スイカゼリー

栄養成分

エネルギー 37kcal

  • たんぱく質

    2.9g

  • カルシウム

    3mg

  • 脂質

    0.1g

  • 0.1mg

  • 炭水化物

    6.7g

point夏の果物!
時期的にシーズンのスイカゼリー

横浜FCの選手に実際に食べてもらいました

選手にヒアリングしたところ皆さん"美味しい"と言ってくださり、特に「チーズカレーうどん」と「蒸し鶏と三種の選べるソース」が好評でした。

スポーツ栄養士の仕事

公認スポーツ栄養士からのアドバイス

オリジナルメニュー開発にあたり、横浜FC LEOC食堂を視察し、LEOC公認スポーツ栄養士石川さんにアドバイスいただきました。

横浜FC
FC LEOCトレーニングセンター

管理栄養士/LEOC公認スポーツ栄養士
石川真由美さん

石川さんの仕事内容

  • 手の体重などを考慮して、個人で調整
  • 練習の曜日によって、摂取栄養素の調整

例えば、水木はタンパク質を多く摂ることで週半ばに、筋トレで体を鍛えます。
金曜日の糖質は炭水化物。試合はカロリーを消費するので、前日はご飯やうどんなど炭水化物をたくさん摂取するようなメニューにします。

LEOCが運営するこの食堂では、選手やスタッフの朝食、昼食、夕食を毎日提供しています。

スポーツ栄養士になるには

point1

選手の生活リズムに
合わせた摂取栄養素

試合日から逆算した1週間の献立メニュー制作が必要です。特に連戦が続く場合は、選手のコンディションを整えていく栄養素を常に考えます。

point2

選手のフィジカル
データに合わせたもの

食事だけではなく、選手の健康やメンタル管理を考えたサポートが必要です。食事の際に選手と話すことで、選手の好みや怪我の様子、現在の調子を献立に反映しています。

point3

栄養素的な観点

スポーツ栄養のスペシャリストになるには、生物学の勉強が必要です。エネルギー消費や脂質や血液検査の結果をもとにしたフィードバックもしなければなりません。

参加した学生の感想

将来、自分の道にどう進むかの視野が広がった。
慣れないプロジェクトで最初は不安でしたが、横浜FCの栄養士さんや西山先生とのミーティングを通して、栄養価の調節などができるようになり楽しかったです。今回の経験を通して、選手の身体を作り、応援することができるスポーツ栄養士も興味をもったため、将来どの道に進むのか視野が広がりました。
旬の食材や彩にこだわることの大切さがわかった。
活躍する選手の方に自分たちが考えた料理を食べていただき、直接感想を伺うことができて嬉しかったです。栄養価計算を行うことや、旬の食材や見た目にもこだわることが大切だと実感できました。将来、社員食堂や保育園の栄養士を目指しているので、食堂の雰囲気や、調理場を見学することができ、貴重な体験になりました。

番外編~Side Story~

練習試合&試合観戦

戸板と横浜FCは他にもこんな活動をしています。

スタジアムメニュー開発

2018年 食物栄養科1年生がLEOCと一緒に「ピタ豚パン」を開発し、試合で販売詳しくはコチラ

アンバサダー

フリエde縁日に、TOITAアンバサダー学生30名が浴衣で参加詳しくはコチラ

2020年 食物栄養科「スタジアムグルメ」服飾芸術科「スタジアムイベント」をプレゼン詳しくはコチラ