食物栄養科プロジェクト
戸板女子短期大学「企業・地域コラボプロジェクト」は
興味を持つことを入り口に、
実際のビジネスシーンを体験しながら学び、
普通では触れることのできない
「プロフェッショナル」に会い、憧れ、学び、吸収することで、
短大の2年間を「ギュッ」と充実した時間にし、
成長することを目的としています。
今回のプロジェクトは、
日本最高峰のプロスポーツリーグ J リーグ
横浜FCの現場で活躍する、
栄養士、管理栄養士の方の仕事を知ることで、
スポーツ栄養士のリアルな現場を学ぶことが目的です。
横浜FCの食堂を視察。公認スポーツ栄養士さんにアドバイスを頂き、オリジナルメニューを開発してきました!
左から西山先生、石井さん、長田さん、芝崎さん、素野さん、斉藤さん
選手にヒアリングしたところ皆さん"美味しい"と言ってくださり、特に「チーズカレーうどん」と「蒸し鶏と三種の選べるソース」が好評でした。
オリジナルメニュー開発にあたり、横浜FC LEOC食堂を視察し、LEOC公認スポーツ栄養士石川さんにアドバイスいただきました。
横浜FC
FC LEOCトレーニングセンター
管理栄養士/LEOC公認スポーツ栄養士
石川真由美さん
石川さんの仕事内容
- 手の体重などを考慮して、個人で調整
- 練習の曜日によって、摂取栄養素の調整
例えば、水木はタンパク質を多く摂ることで週半ばに、筋トレで体を鍛えます。
金曜日の糖質は炭水化物。試合はカロリーを消費するので、前日はご飯やうどんなど炭水化物をたくさん摂取するようなメニューにします。
LEOCが運営するこの食堂では、選手やスタッフの朝食、昼食、夕食を毎日提供しています。
選手の生活リズムに
合わせた摂取栄養素
試合日から逆算した1週間の献立メニュー制作が必要です。特に連戦が続く場合は、選手のコンディションを整えていく栄養素を常に考えます。
選手のフィジカル
データに合わせたもの
食事だけではなく、選手の健康やメンタル管理を考えたサポートが必要です。食事の際に選手と話すことで、選手の好みや怪我の様子、現在の調子を献立に反映しています。
栄養素的な観点
スポーツ栄養のスペシャリストになるには、生物学の勉強が必要です。エネルギー消費や脂質や血液検査の結果をもとにしたフィードバックもしなければなりません。
- 将来、自分の道にどう進むかの視野が広がった。
- 慣れないプロジェクトで最初は不安でしたが、横浜FCの栄養士さんや西山先生とのミーティングを通して、栄養価の調節などができるようになり楽しかったです。今回の経験を通して、選手の身体を作り、応援することができるスポーツ栄養士も興味をもったため、将来どの道に進むのか視野が広がりました。
- 旬の食材や彩にこだわることの大切さがわかった。
- 活躍する選手の方に自分たちが考えた料理を食べていただき、直接感想を伺うことができて嬉しかったです。栄養価計算を行うことや、旬の食材や見た目にもこだわることが大切だと実感できました。将来、社員食堂や保育園の栄養士を目指しているので、食堂の雰囲気や、調理場を見学することができ、貴重な体験になりました。