私たちが考えた配送専門ケーキ店「cake to go」がオープンするまで

学生ライター大川さん

東京清澄白河にケーキ工場やカフェを持ち、大手レストランやカフェチェーンのケーキを製造委託しているランビックに、12月のオープンキャンパスで使用するオリジナルケーキの相談に戸板女子短期大学の学生3名で訪れました。

その際に、ランビック藤堂社長から

「新型コロナウィルスでレストランが早く閉まってしまい、ケーキの売上が激減している」

「デリバリーでケーキを販売していて、夜21時に売上のピークがあること」

を知らされました。藤堂社長との打ち合わせの際に、自分が知らない話がたくさんあり、驚きの連続でした。

その話を聞いていた時に「学校の課題解決の授業で、空き家に新たなビジネスを展開する」という授業があったのを思い出しました。

その場所は、戸板女子短期大学から徒歩1分のオフィス街の立地で、3.5坪しかない極小物件(地下は6坪)でした。

オフィス街ですが、麻布十番、六本木、芝浦、三田と高級住宅地までデリバリーできる立地でもあり、周辺にはケーキ屋さんも無く、PRと配送する仕組みが整えば絶対売れると考えました。

ランビックの社長にその空き家物件の話をしたところ、「物件をすぐ見てみたい」「ケーキを卸す先を増やしたい」という話になり、すぐに不動産会社に打診をしたところ、不動団会社も「物件が埋まるメリット」があり、話が実現にすすみました。

年末にオンラインで何回か打ち合わせを行い、この店舗のネーミングや内装も提案させていただきました。

ネーミングは、ウーバーイーツや出前館での宅配をイメージさせる togo を入れました。またデザインは、20代女性の女性が好きな韓国のスイーツ店舗をベンチマークし、ケーキの色彩が目立つような白とグレーのシンプルなデザインとしました。什器や内装もコストを最低限にし、早期に利益が出るようなことを藤堂社長と一緒に考えていきました。

そして、私たちの発想で生まれた配送専門ケーキ店「cake to go(ケーキトゥーゴー)」が、2021年4月1日ついにOPENしました!

オープン日に、待ちわびたように近くの会社員や近所の方が狭い店舗に行列を作り、お店に入ってくるのを見て本当に感動しました。私は、現在このケーキ屋さんのアンバサダーとして、店舗PR、売上向上、コストコントロールを行っています。

短大生でも、アイディアがあればビジネスやマーケティングができる。学生時代にこのお店を絶対に成功させたいと強く思っています。

 

 

食物栄養科 大川凛

学生ライター大川さん

食物栄養科

食物栄養科の大川凜です。 チームといたんに所属しています。戸板でしかできない沢山の貴重な経験に日々全力で取り組んでいます。みなさんに分かりやすく、楽しい情報を発信していけるように頑張ります。