令和6年度の服飾芸術科プロジェクト演習「アパレルブランド起業プロジェクト ~ supported by once elf」では、ファッション企業 株式会社once elf様との産学連携企画として学生たちが実際に自分たちのブランドを立ち上げ、運営するという授業を実施しております。昨年度からスタートしたこのプロジェクトは、ファッション業界で活躍するプロフェッショナルのサポートを受けることができる産学連携の特別授業です。
今回は、その集大成ともいえる「ECサイトオープン」と「POPUPショップ開催」の取り組みをご紹介します!
SNSを活用したECサイトのオープン!
自分たちのブランドを広め、お客様に安心して購入してもらうため、SNSを活用したマーケティング戦略に挑戦しました。
例えば、InstagramではECサイトオープンまでの準備のプロセスを定期的に投稿し、ブランドを応援してくれるファンを獲得。さらに、商品購入後のイメージを明確にするために、ビジュアルコンテンツにも力を入れました。



特別イベント!POPUPショップ開催
11月に行われた戸板Fesでは、3つのブランドがそれぞれの個性を活かしたPOPUPショップを開催しました。一つの教室をブランドごとに分け、それぞれの世界観を存分に表現!
空間のレイアウトや装飾には特にこだわり、来場者が「ブランドの物語」を体験できるよう工夫しました。SNSを活用した事前告知や、ECサイトへの誘導も積極的に行い、多くの方々にお越しいただきました。またブランドの世界観をさらに表現するためにファッションショーも開催しました。

実際にPOPUPショップを運営した学生たちの声も紹介します!
#Y010
私たちは、自分たちのブランドの個性を表現するため、海外スタイルを意識したPOPUPショップを作りました。みんなでPOPUPショップのための材料を集め、どこにどの装飾を置くかなど、細部にまでこだわりました。また、私たちの明るい性格を活かし、POPUPに来てくださったお客様に積極的に話しかけて、ブランドに興味を持っていただけるよう努力しました。自分たちの「好き」をたくさん詰め込んだ海外スタイルのブランドのPOPUPでは、お客様が喜んでいる姿や、商品選びに悩んでいる時に接客を通じてお買い上げいただけたことが、とても嬉しかったです。この経験を通して、楽しいことや嬉しいことだけでなく、難しいこともたくさん学ぶことができ、非常に貴重な機会となりました。



SOUTHERN X
私たちのグループは、新しい世界観を表現することを目指しましたが、準備がなかなか進まず苦戦しました。他のグループとの差別化を図るのが特に難しく、試行錯誤を繰り返しながら何とか当日の朝に完成させることができました。自分たちの納得のいく装飾に仕上げることができ、とても達成感を感じました。初日は奥の部屋が会場だったため、集客が難しい状況でした。そこで、みんなで他の階に行き、大声で呼び込みをしたり、チラシを配ったりして積極的にお客様を誘導しました。その努力もあって、最終日にはこのプロジェクトに興味を持ってくれた高校生が訪れ、たくさんお話をすることができ、とても嬉しかったです。その高校生のおかげでモチベーションがさらに上がり、自信を持つことができました。目の前で自分たちの商品が売れる喜びを味わうことができ、この経験は忘れられない思い出となりました。とても良い経験になり、自分たちの成長を感じることができました。


Cupid♡bless
私たちのブランドは、POPUP開催前からSNSのフォロワーを多く獲得しており、Webサイトでの売上を期待していました。そこで、少しでも多くの方に商品を手に取っていただけるよう、積極的な呼びかけや販促活動に力を注ぎました。その結果、全ブランド内で売上一位を獲得することができました。 また、ショップブースはブランドイメージに合った雰囲気を追求し、細部までこだわって装飾しました。役割分担を明確にしておけば、よりスムーズに進められると感じています。 この経験から、販売促進の重要性と、チームワークの必要性を認識しました。 今後も計画準備と積極的な取り組みを心掛け、さらに高い成果を目指していきたいと思います。


続く挑戦:ECサイト運営へ!
POPUPショップでの成果だけでなく、振り返りを活かして、今後は自分たちでECサイトの運営を続けていきます。売るだけにとどまらず、多くの人にその魅力を伝える方法を考えていく予定です。
TikTokで『授業内で0からアパレル立ち上げる大学1年生』と検索していただき、私たちの挑戦を一緒に応援していただけると嬉しいです。
「服飾芸術科アパレルブランド起業プロジェクト」の記事は連載でお届けしています。こちらからご覧ください。