戸板女子短期大学 食物栄養科の「食品ロスプロジェクト」では、「食品ロスを救う!」イベント活動にて、産学連携を行いました。
前回の記事はこちらです。
プロジェクトの主な活動
①究極のノコサンレシピコンテストへの応募
②究極のノコサンレストランに学生スタッフとして参加
③TOITA Fesでのイベント参加報告と食パンのみみを使った商品の販売
究極のノコサンレシピコンテスト
パンの耳もしくは自分の家の冷蔵庫に残りがちな食材を救う!を目的とした「究極のノコサンレシピコンテスト」にプロジェクト生10名全員が応募しました。6月からレシピ考案を開始し、試作およびプロジェクト内での意見交換を繰り返し、8月には各自の応募作品を仕上げました。
多数の応募作品の中「優秀賞」5作品の中に、本プロジェクトから応募した「パンプディング」が選ばれ、HFW賞(ハンガー・フリー・ワールド)を受賞、表彰されました!
究極のノコサンレストラン2024
9月9日(グーグーの日)に、@LOHASカフェ有明(武蔵野大学有明校舎内)にて、「ノコサンレシピコンテスト」の優秀賞5作品による「究極のノコサンレストラン」を開催、本プロジェクト生が学生スタッフとして参加しました。
当日は、本学の調理実習室に9時集合。チームに分かれ、優秀賞5作品の調理に取りかかります。ノコサンレストランに間に合うように13時までに仕上げて搬出しました。その後、全員がイベント会場に移動し、ノコサンレストランでの提供の準備。温かいメニューは会場内のキッチンで温め直し、提供用のランチボックスに5品を詰め合わせました。イベントに参加されたお客様へ学生たちの手から提供。大変喜んでいただけました。また、優秀作品を考案した高校生・大学生や、参加された企業の皆様にも、お褒めの言葉をいただきました。
TOITA Fesでの報告と新商品販売
11月9日、10日のTOITA Fesでは、上記のノコサンレシピコンテストとノコサンレストランの報告をパネル展示とPBLプレゼン発表で行いました。
また、食品ロス対策の食パンのみみを使った商品として「パン耳キッシュ」と「パン耳ラスク」の販売を行いました。
TOITA Fesのために新たに考えたレシピのため、こちらも試作を何度も繰り返しギリギリまで検討し、完成した商品です。商品開発・製作チームと展示報告・販売チームに分かれ、準備から当日2日間全力で活動し、完売しました。ありがとうございました。
その結果、お陰様で「ベストフロア賞」をいただくことができました!
学生たちの成長【このプロジェクトで得たこと(学生たちからの意見より)】
・食品ロスへの理解が深まり、日常生活の中でも考えたり、行動に活かせるようになった
・商品開発の大変さがわかり、地道な努力により変化、改良していく、楽しさも感じられた
・企業からの課題を理解し解決することの難しさの中で、一人では解決できないこともみんなで話し合うことで、1つ1つ解決していくことができた
・このプロジェクトの活動を通し交流を深め、協力し合うことで、チームで活動・仕事をする力が身についた
・自分たちで考え、作った料理を提供し、多くの人に喜んでもらえたことにやりがいや達成感を得ることができた
・このプロジェクトの活動で、コミュニケーション力がつき、大きな自信となった
今回のプロジェクトを通じて、学生たちは商品開発やイベント制作の体験をし、今後の活動やキャリアに活かせる力をそれぞれに身につけることができたようです。
このプロジェクトにて、ご指導ご協力を賜りました 株式会社電通 本間絹子様に、心より感謝申し上げます。