芸能界から学ぶ「本当の自分を知る」プロジェクト ~その3:自分の将来(キャリア)を考える、ってこういうこと~

村木 桂子 准教授

 「何かに挑戦したい」、「進路に迷っている」、「でも、どうしたらいいかわからない!」という、お悩み学生のためのプロジェクト、ご紹介その3(最終回)です。

 第一線で現在活躍している企業人に会い、自分たちの考えた質問を投げかけ、それに答えていただく、というやり取りの中で自分のキャリアについて考えるプロジェクトです。

前回までの記事はこちらです。

大手芸能事務所アミューズ、大手ラジオ局ニッポン放送と訪問し、最終回の今回は、あの松竹です。歌舞伎や映画で有名ですね。

前回までの課題だった欠席者へのフォローですが、プロジェクト後半ともなれば、欠席した人たちはメンバーに迷惑をかけないように自主的に役割を考え、当日までにそれぞれが準備をしてきてくれるようになりました。さすが、戸板のコミュニケーション力です。

そして迎えた当日・・・

戸板生のために、もとCA 、もと日テレアナウンサー➡松竹へ、転職なさった女性社員の方がご自身のキャリアをお話ししてくださいました。

プロジェクト後、ご担当の山形先生からはこのようなお褒めの言葉をいただきました。

このプロジェクトを通して学生からの感想は・・・

「世界の見え方がガラリと変わりました。2年生でも取れるなら絶対に取りたいです!」

「授業を受ける前と受けた後で、自分の就活や将来に対する考え方が大きく変わりました」

「この授業で学んだことが日常生活に活かせている。このプロジェクトに参加して本当に良かったです!」

このプロジェクトで学生が得たものは、①主体性への意識の高まり、②振り返って考える力、だったと思います。
一年生前期という短大の学びのスタート時に、こうした姿勢を人から言葉だけで教わるのではなく、自分の行動から血肉化する、ということは、学生にとって大きな経験となったと思われます。

村木 桂子 准教授

総合教養センター

みずみずしい感性をもった皆さんだからこそ、感じ、考えられることがあります。頭を使うことももちろん大切ですが、心もフルに動かしながら丁寧に味わい、それぞれの専門に活かすための素養を身につけ夢への扉を開いてゆきましょう。皆さんだからこそ発信できる言葉、今だからこそひらめく柔軟なアイデア、いろいろ皆さんから聞けることを楽しみにしています。