「Burn.-バーン-」 加藤シゲアキ著
私がオススメする本は加藤シゲアキさんの「Burn.」です。 渋谷の宮下公園を舞台に、主人公の天才子役のレイジがホームレスの徳さんとドラッグクイーンのローズと出会い、人間としての心を学んでいくお話です。 読み進めると、だんだんレイジの冷め切っていた心があたたかくなっていく様子が伝わり、成長したからこそ言えるような発言や感情がわかっていくことが面白く、また時には切なく感じるところがとても好きでした。家族ではないが家族のようにお互いを信頼し大切にしている人が自分にはいるだろうか?また、私はそのように信頼されるような人であるのかなどと考えながら読める本ですので、ぜひ読んでみてください。
食物栄養科1年 山田有紀菜
「日本人の知らない日本語」 蛇蔵、海野凪子著
本のタイトルを見て「そんな日本語あるの!?」と思った人はそう少なくはないのではないでしょうか。 この本の主人公は、外国人の通う日本語学校で教師をしているなぎこ先生です。当然色々な国の人が集うため、文化も様々です。 例えば、とても小さな事ですが、和風の雪だるまは2頭身で洋風だと3頭身だったり・・・と知らなくてもいいけど、知ってたら楽しくてつい人に話したくなってしまうような事が盛り沢山です。 だからこそ、この本は「少し大人になりたいなぁ」と思っている方や疲れている時、一つの勉強としても娯楽としてもおすすめです。 今回この記事を読んで下さり、少しでも興味を持って頂けたのであれば、是非1ページ、2ページと本をめくってみて欲しいです。
食物栄養科1年 平村かれん
「パリでしたい100のこと-大好きな街を暮らすように楽しむ旅-」 荻野雅代、桜井道子著
この本はパリに行ったことのある人にも行ったことのない人にもおすすめしたい本です。
パリの王道から隠れたスポットまで、たくさんの写真と共に幅広く紹介されているため、とても見やすく、読むだけでお洒落なパリの街並みが想像できます。 “パリのきほん”というページでは、パリでの旅のコツがまとめられています。フランスでのマナーや気候、服装、お水、トイレなど知っておきたい情報も知ることができます。本の最後には地図があり、紹介されているスポットがどこにあるのかわかりやすく載せられています。
この本を読みながらパリの旅行プランを考えてみるのもいいですね。
国際コミュニケーション学科1年 宅明さくら
「方言でたのしむイソップ物語」 イソップ著
この本は数分で読める短めの物語が70編なのでちょっとした時間でも、物語を読み切ることができます。
この本の最大の特徴はなんといっても方言です。方言で書かれていることにより、登場する動物達の人間味が増したような気がしたりと、普通のイソップ物語とは違った印象を受けます。私自身あまり方言に馴染みがなく、少し読みにくいと思うところもありましたが、方言の面白さもありました。普通のイソップ物語とこの方言のイソップ物語を比較しながら読むと、また楽しいと思います。ぜひ読んでみてください。
食物栄養科2年 三栖早織
お問合せ先
戸板女子短期大学 学生部 澁谷まで
TEL 03-3452-0696