今回は食物栄養科食育ゼミナールの野菜ゼミの活動を紹介します。
野菜ゼミの活動内容の一つに地域食育活動への参加があります。地域食育活動として年に数回地域の食育イベントに参加したり、港区のいきいきプラザから依頼を受けてランチメニューやスイーツのレシピを考えたりしています。先月は虎ノ門いきいきプラザから、バレンタイン企画のためのチョコレートレシピ考案の依頼がありました。
野菜ゼミの学生たちはトマトやかぼちゃ、ほうれん草、さつまいもなどの野菜を使ったさまざまなチョコレートレシピを考えました。どれも魅力的なものでしたが、いきいきプラザの栄養士さんからのアドバイスや、ゼミ内での話し合いの結果、さつまいもを使ったトリュフを提案することになりました。ふかしたさつまいもにチョコレートと生クリームを混ぜ、団子状にしたものにチョコレートのコーティングをします。仕上げはココアパウダーをまぶします。さつまいもに混ぜるチョコレートや、コーティング用チョコレートの種類を変えるなど何度も試作を重ねました。話し合いも真剣です。温度管理の難しいチョコレートに苦戦しながらも、最終的に満足のいく出来上がりになりました。
出来上がったチョコレートは2月12、13、14の3日間、虎ノ門いきいきプラザの喫茶を利用した方々に提供されました。お客様からもとても好評で、「売り物かと思うくらいとてもおいしかったです、来年も楽しみにしています」などのコメントをいただきました。
これからも地域のみなさんに喜んでいただけるような活動を続けていきたいです。
担当 食物栄養科 北村暁子