今年度、大塚ゼミでは「食の安全と健康にかかわる遺伝子を分析する」というテーマで活動を行っています。
①大腸菌特有遺伝子の検出:大腸菌に特異的に存在する遺伝子配列をみつけ、食品中に大腸菌が存在するかを明らかにする。
②コメの品種の判別:あきたこまちと、コシヒカリの違いを遺伝子で判別する。
③生活習慣病と遺伝子:ヒトの遺伝子の分析について学ぶ
④多型分析:遺伝子の個性の判別の仕方を学ぶ
など、さまざまな活動を行っていますが、今回は9月9日に①の活動として行った、(一財)日本食品分析センターの多摩研究所の施設内見学についてご紹介します。
(一財)日本食品分析センター多摩研究所は京王永山駅から、車で10分ほどの場所にあります。
(写真は食品分析センターパンフレットより)
ここでは、さまざまな分析試験が行われています。
今回は、農薬分析課の残留農薬の分析、安全性試験課の食物アレルゲン検査・遺伝子組み換え食品の定性/定量試験、微生物研究課の食品微生物検査、異常品の微生物検査・細菌・カビの同定試験など、それぞれの分野で働いていらっしゃる方々にお話を伺い、実際に分析に使用している機器などを見せていただきました。
また、9月15日にはゼミで行った「食品微生物の遺伝子分析」について、日本食品分析学会にてポスター発表をおこないました。
大塚ゼミナールの活動については、戸板祭でもパネル発表として7階に展示をしました。
今も7階に展示していますので、本校にいらした際は、ぜひご覧ください。
担当 食物栄養科 大塚 譲