食物栄養科かわらばんVol.47(15.10.29)平成27年度戸板祭 食育ゼミナールの活動報告

井部 奈生子 准教授

10月23日(金),24日(土)に、戸板祭が開催されました。特に土曜日は、学外からも多くの方々にご来場いただき、大変賑わいました。

今年も、食育ゼミナールを受講する学生達は、各ゼミのテーマごとに、展示・販売を行いました。私の担当する川嶋ゼミは、芝ファームでのハーブガーデンの栽培記録やハーブ料理のレシピ開発の展示および産学連携のお弁当開発についての展示を行い、当日のカフェテリアでは、ハーブのグリルキチン串,トスカーナポテト(ハーブ風味のフレンチフライ),乾燥ラベンダーの手作りシューキーパーを販売しました。

 

 

 

グリルチキンは大変好評をいただき、両日とも、お昼を過ぎたころには売り切れてしまいました。一方シューキーパーは、靴に入れて形を整え、香りを付けるものなのですが、あまり注目を集められず残念ながら売れ残ってしまいました。大量に収穫できるラベンダーの活用法として、とても良いアイデアなので、来年度はもっと上手に宣伝し、完売を目指したいと思います。

 

大塚ゼミでは、お米の遺伝子解析を研究テーマにしていたので、新潟の魚沼から取り寄せたお米をその場で精米・販売しました。

 

 

増野ゼミでは、アレルギー代替食を研究テーマにしていたので、小麦・卵・乳の代替え食品を使った角煮まん・クリームコロッケ・タピオカミルクティーを販売しました。

 

 

西山ゼミでは、芝ファームで野菜を栽培し、それらを利用してレシピ開発したトマトジャムやトマトソース,おやきを販売しました。

 

 

 

井部ゼミでは、Web会議システムを用いた栄養指導を研究テーマとしていたので、当日も学内でデモンストレーションを行いました。また、いももちも販売しました。

 

 

 

北岡ゼミでは、味覚を研究テーマにしていたので、5基本味を楽しめるチョコレート菓子を販売しました。

 

 

 

ゼミ、クラブ、同好会、学生会、有志団体など、皆それぞれ戸板祭を目標に頑張ってきました。中には、3つも4つも団体を兼任している学生もいて、これまで精一杯やってきた熱い想いがひしひしと感じられる場面に何度も遭遇しました。最終日の後夜祭には、学生達のあふれんばかりのパワーが渦巻き、まさに「青春!」でした。学生生活の良い想い出になったのではないでしょうか。

 

 

 

調理学研究室 川嶋 比野

井部 奈生子 准教授

食物栄養科

「食」に携わる者として、食を提供するだけでなく、食の心をも提供したいと思っています。理論のうえに立って、具体的にどのようなものを、どのくらい、どのようにして食べてもらうのか、食事計画を通して一緒に考えてみましょう。