食物栄養科かわらばんVol.18 食育ゼミナールでオリジナルスパイスカレー講座を行いました。

川嶋 比野 教授

平成25年2月19日食育ゼミナールでオリジナルスパイスカレー講座を行いました。
エスビー食品㈱で研究・開発を担当していらっしゃるスパイス&ハーブマスター田口裕基氏をお招きし、全ゼミの希望者を対象にスパイスの講座を行いました。

 

田口氏から各種スパイスについて講義していただき、学生はそれぞれの特徴を学んだ上で、カレー用のブレンドスパイスを各班オリジナルで作成しました。

 

カレーはインド風のサラッとしたチキンカレーです。
煮込まないのですぐに出来ます。

 

各班で調理したカレーは鍋ごと回収し、A~Eの記号を付けて、どれがどの班のカレーかわからないように小皿に盛って配布しました。
さあ、クイズ大会開始です!味と香りを比べ、各班のブレンドスパイスのレシピから、どのカレーがどの班のものかを予想していきました。同時に官能評価も行い、各カレーの味について分析していきます。

 

全問正解者にはこのマカロンが賞品として贈られます。

 

結果発表!
なんと全問正解者はたった一人でしたので、賞品は総取りとなりました。
各班のレシピがかなり似ていたため、味比べはかなり難易度が高く、全問正解はすごい事です!

 

その後は、自分達のオリジナルカレー&クミンライスと手作りラッシーを試食しました。
また、戸板祭で父母の会にいただいた賞金でケーキを用意し、皆でお祝いとお疲れ様会を兼ねて楽しみました。

 

スパイスやハーブの香りや刺激は、減塩食や薄味の料理の物足りなさを補うのに大変役立ちます。これらを使いこなすことで、健康的なおいしい料理を手軽に提供できるようになります。これから栄養士として、また食品に関わる仕事をする人として、とても有意義な知識と経験を得られた講座となりました。

 
 
 

担当 食物栄養科 講師 調理学研究室 川嶋比野

川嶋 比野 教授

食物栄養科
学科長

実践女子大学を卒業し、管理栄養士を取得。大学院では、里芋の粘り成分の構造や抗酸化作用について研究し、2001年に修士の学位を取得。食品総合商社で非常勤の管理栄養士として務め、レストラン等へのメニュー提案業務や惣菜商品開発を経験。その経験を活かし、専門学校や短大、4年制大学でフードコーディネート系・調理系の授業を担当する専任講師や非常勤講師となる。 2009年からは、食器の色と絵柄と美味しさの関係の研究を始め、学会へ研究発表を続け、2019年にそれらの研究結果をまとめ、実践女子大学大学院にて博士(食物栄養学)の学位を取得。2012年より戸板女子短期大学で調理・フードコーディネート系の科目担当の専任教員を始め、現在に至る。