こんにちは、戸板栄養士会です。
今回は、食物栄養科の谷口先生に手作りバターについての記事を執筆いただきましたので、ご紹介いたします。
手作りバターを作ろう!
バターは生クリームとペットボトル(再利用可)で、簡単に作ることができます。
出来立てのバターは、市販のバターと風味が異なります。
実際に作って食べ比べてみてください!
手作りバターの作り方
【原料】
・生クリーム(乳脂肪35%前後のもの)・・・200㎖
・食塩・・・0.8g
※できあがり重量は60~80gです。
(水の切れ具合や脂肪の濃度で出来高に影響しますのであくまでも目安です。)
【使用器具】
・ペットボトル(350㎖くらいのもの)
※使用済みのペットボトルの場合は、良く洗浄してから使用してください。
・ボウル
・ゴムベラ
【製法】
①生クリーム分注
ペットボトルに生クリーム200㎖を分注します。
②予備攪拌
ペットボトルを20回振ります。蓋を開け、空気を抜きます。この作業を2回繰り返します。
③攪拌
ひたすらペットボトルを振ります。5分を目途にしっかり攪拌してください。
④状態の確認
最初はパシャパシャと音がしますが、ペットボトルを振り続けて5分ほどですると音がしなくなります。音がしなくなったら、蓋を開けます。ホイップクリーム状になっていることを確認しさらに振り続けます。
振り続けるとまたパシャパシャとした音が復活してきます。この音の原因はバターミルクが生成されたためです。ここから液体(バターミルク)と個体(バターの原型)に分離されます。
⑤バターミルクの廃棄
バターミルクがボトル1/3以上になったら、バターミルクを廃棄します。
⑥ペットボトル内のバター洗浄(冷却)
ペットボトルに氷水を50㎖(ペットボトルの1/3)程度入れて洗浄します。これを3回行っていきます。
※洗浄の際には、軽く2回振り、氷水は廃棄します。
⑦バターの回収
ペットボトルの上部1/3位の部分をハサミで切り取り、バターをボウルに回収します。
⑧調味
回収したバターに食塩1人分0.8gを加えて良く練ります。よくこねて水が出たら水は廃棄します。
※水の回収が不十分だった場合は、保存中カビが生えることがありますので注意してください。
⑨容器に充填
適当な清潔な容器に入れて、冷蔵庫に保存します。時間が経過すると風味が落ちてしまうので、5日をめどになるべくお早めに使用してください。
(ご家庭の冷蔵庫の状況で保存期間は異なります。)
最後に
今回は手作りバターの作り方をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
材料や器具も少なく手軽に作ることができますので、皆さんもぜひご家庭で作ってみてください!
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