備前焼産学連携の活動報告 食物栄養科カフェレストランゼミ

川嶋 比野 教授

戸板女子短期大学の食物栄養科は、今年、備前市と産官学連携協定を結び、備前焼振興をテーマとした授業を展開しています。前期の授業では、備前焼を実際に使う体験を通して知識を深めました。後期は、備前焼の魅力を他の人に伝える方法を考え、振興活動を行うプログラムになっています。

10月26日には、「備前焼の魅力を最大限に引き出す盛り付けコンテスト」を開催しました。銀座にある備前焼ギャラリー「夢幻庵」にご協力いただき、たくさんの素敵な備前焼作品をお借りしました。学生たちは二人一組になり、お気に入りの器を選んで、何を盛り付けたら備前焼の魅力が最も伝わり、料理も美味しそうに見えるかを考えました。

審査は投票式で行われ、学生たち自身も投票しました。審査員には備前市東京事務所の皆様、夢幻庵のオーナー様、学長、そして授業担当教員が加わり、その結果、4組の作品が受賞しました。

受賞作品や他の作品については、以下のショート動画でご確認いただけます。どうぞご覧ください。

食物栄養科 川嶋比野

川嶋 比野 教授

食物栄養科
学科長

実践女子大学を卒業し、管理栄養士を取得。大学院では、里芋の粘り成分の構造や抗酸化作用について研究し、2001年に修士の学位を取得。食品総合商社で非常勤の管理栄養士として務め、レストラン等へのメニュー提案業務や惣菜商品開発を経験。その経験を活かし、専門学校や短大、4年制大学でフードコーディネート系・調理系の授業を担当する専任講師や非常勤講師となる。 2009年からは、食器の色と絵柄と美味しさの関係の研究を始め、学会へ研究発表を続け、2019年にそれらの研究結果をまとめ、実践女子大学大学院にて博士(食物栄養学)の学位を取得。2012年より戸板女子短期大学で調理・フードコーディネート系の科目担当の専任教員を始め、現在に至る。