2004年度2月号 「良い姿勢 ⇒ 健康」
健康の原点
私達の立居振舞いは立つ、歩く、座る、走る、寝るなどさまざまな姿勢があります。姿勢は健康を支える要素として重要な役割を果たしています。
良い姿勢
良 い姿勢とは背骨とそれを支えているさまざまな筋肉のバランスがうまくとれている状態をいいます。筋肉のバランスがとれていると疲れにくく、効率よく身体を 動かすことができます。しかし、どんな良い姿勢でも長時間続けることは筋肉や靭帯に負担をかけ、疲れることにつながります。適度に姿勢を変えることが大切 です。良い姿勢を習慣として身につけることを心がけましょう。
あなたは大丈夫ですか?
[ チェック項目 ]
運動不足ではありませんか?
窮屈な靴を履いていませんか?
足を組むときはいつも同じ足を上にしてませんか?
ショルダーバックをかける肩はいつも同じ側だけではないですか?
立っている時、一方のみの片足重心になっていませんか?
[ 改善方法 ]
まずは足の指の強化やウォーキングから始めましょう。
自分の足に合った靴を履きましょう。
中括弧 足を組むなどの普段の姿勢において、左右のバランスを頻繁にかえ、片側ばかりに負担のかからないように気をつけましょう。
(もし一方に片寄っているならばやりにくい方を優先して使うというのも効果的かもしれません。)
良い姿勢を身につける方法
【立つ】
(1)あごを軽く引く(首すじを伸ばす)
(2)胸を張る(背すじを伸ばす)
(3)下腹に力を入れる(下腹部を上に引き上げるようなイメージ)
(4)無駄な力を抜く(肩の力を抜く、腰を反りすぎないなど)
【座る】
-椅子に座るとき-
○背もたれに腰をあてる(深く腰かける)
○首筋を伸ばす。
○あごを引き、胸をはる。おなかを引っこめる。
○足はそろえてまっすぐ下へ。
-正座するとき-
○足の親指は軽く重ねる。
○腰を伸ばし、おなかを引っこめる。
○あごを引く。
今一度、姿勢のことを見直してみませんか。そして姿勢を正しくしていく習慣を身につけましょう。
【 体育研究室 中島悦子 】