2004年度10月号 「秋の味覚・柿とビタミンC」
秋の代表的な果実として柿があります。
これからますます美味しくなる時期です。柿の中に多く含まれる栄養成分として特筆すべき物はビタミンCです。
柿にはなんとみかんの2倍ものビタミンCが含まれています。
ビタミンC にはどんな働きがあるか知っていますか?
ビタミンCには体に良い様々な効果があるのです。
<ビタミンCの効果>
1. 肌の張りを保ち、しみや小ジワを防ぐ
2. ウィルスや細菌に対する抵抗力を高め、カゼや感染症を予防する
3. 体に有害な活性酸素の除去を促進する
4. 鉄の吸収を助ける
など様々あります。
ビタミンCの成人一日の所要量は100mgですが、柿1個には約140mgもの量が含まれています。
また、ビタミンCは、柿の渋み成分であるタンニンと協力して血液中のアルコール分を体外へ排出することから「二日酔い」にも効果があります。
(二十歳未満の方々には関係ない話しですが・・・・)おいしくて体にいい秋の味覚・柿を楽しんでください。
【 生理生化学研究室 田地陽一 】