食物栄養科 卒業発表会を行いました。

川嶋 比野 教授

戸板女子短期大学 食物栄養科 2年生が、ゼミの最終発表として卒業発表会を戸板ホールで行い、各ゼミが1年間を通した産学連携の活動を動画作成し、発表しました。

外食産業(カフェ・レストラン)モデル

港区の人気パスタ店「サラスパ」の新メニュー開発
港区芝公園にあるサラダパスタ専門店「Sala Spa」と産学連携し、ハーブを使用した新メニュー「誰かにわざわざ教えたくなるサラスパ」の開発を行いました。 このコンセプトテーマにあわせ、販売目的・目標、ターゲット、使用食材、販売方法、想定売価などを考え、試作・調理を繰り返し、最終的に2つのメニュー「ねぎ塩レモンサラスパ」と「韓国料理風サラスパ」が決定しました。12月に期間限定で、実際に店舗やデリバリーにて販売されました。

フードビジネスDXモデル

フジ産業株式会社との産学連携 温めるだけのクックパック新商品の開発
フジ産業株式会社 豊田通商グループと産学連携し、完全調理済み食材クックパックを利用したレシピ開発を行いました。

クックパックの特徴は、調理工程を大幅に短縮することができることです。授業では、クックパックについて講義をしていただいた後に試食をしました。試食をしたクックパックを検討し、ターゲットの設定やレシピ作成をして、1人ずつプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションは、フジ産業株式会社の方と学生で評価をし、4品を選びました。選んだ4品は、試作、盛り付け、試食、レシピ動画作成を行いました。クックパックを利用し、貴重な経験をすることができました。

外食産業(カフェ・レストラン)モデル

ハレの日のプチ贅沢弁当を商品化!  ブルー・チップ株式会社と産学連携
ブルーチップ株式会社と産学連携し、プチ贅沢弁当を開発しました。これはネットで事前予約した商品をスーパーの店頭で受け取る事が出来る「Be ToGo」というアプリで販売します。
コンセプト・ターゲットの設定、食材の選定、試作・調理、レシピとレシピ動画作成、容器選定、盛り付けと商品撮影、開発商品のプレゼンテーションまで、商品開発における一連の流れを経験しました。

フードビジネスモデル

お肉の専門企業とコラボ!丼の具セット開発 株式会社ミート・コンパニオンと産学連携
(株)ミートコンパニオンとコラボして、「7種の丼の具セット」のメニュー開発に挑戦しました。おいしさの魅力を追求した味つけ、食肉との彩り、調味の工夫、簡単に食卓を楽しむ丼の具セットはお手軽に食事に活用できます。フードビジネス モデルでは、販売戦略につなげるべく実践的なビジネスに活かすイメージでメニュー開発を学び、発想力、挑戦する力を身に付けました。

お問い合わせは

戸板女子短期大学 入試・広報部 澁谷まで
TEL 03-3451-8383

川嶋 比野 教授

食物栄養科
学科長

実践女子大学を卒業し、管理栄養士を取得。大学院では、里芋の粘り成分の構造や抗酸化作用について研究し、2001年に修士の学位を取得。食品総合商社で非常勤の管理栄養士として務め、レストラン等へのメニュー提案業務や惣菜商品開発を経験。その経験を活かし、専門学校や短大、4年制大学でフードコーディネート系・調理系の授業を担当する専任講師や非常勤講師となる。 2009年からは、食器の色と絵柄と美味しさの関係の研究を始め、学会へ研究発表を続け、2019年にそれらの研究結果をまとめ、実践女子大学大学院にて博士(食物栄養学)の学位を取得。2012年より戸板女子短期大学で調理・フードコーディネート系の科目担当の専任教員を始め、現在に至る。