食育通信 Vol.3 (09.07.13)
【食育講座No.3「港区の畑、羽ばたけ!」】
私たち戸板女子短期大学食物栄養科は八王子キャンパスに農園を2004年に作り、徐々に内容を充実させて来ました。特に、2007年には 「フードスタイリストゼミナール」、2008年には「食育ゼミナール」という授業の中で、農園を利用した活動を行ってきました。八王子のゆったりとした環境は、学生さんたちに農作物・農業のことだけでなく、多くのことを教えてくれたと思っています(写真1)。
写真1.八王子キャンパスの農園
なにごとにも良い面と悪い面があります。八王子の環境は季節をとおして、美しい草花・さまざまな鳥・昆虫など、動植物 が生き生きとしていて、都心の群衆の中にいるだけでは得られないものを提供してくれました。一方で、私たちが普段勉強をしている三田キャンパスは港区芝という都心にあります。ここから、八王子に移動するのは少々時間がかかりますので、毎日農作物の観察をするというわけには行きませんでした。
そこで、私たちは港区芝にある戸板女子短期大学三田キャンパス7階のテラスに畑を作ることにしました! ここに畑があれば、農作物が日々成長し、花を咲かせ、実を実らせる様子を観察することができます。
業者さんの協力のもとに、テラスにあった芝生を畑へと作り替えました。
毎日野菜の観察をすることのできる環境ができました!
私たちはこの畑を Shiba Farm と名付けて、日々活動をしています。 現在は、様々な野菜が栽培され、すでに収穫を向かえているものもあります。 次号以降で、授業「食育ゼミナール」においてShiba Farmを利用している様子をお話したいと思っています。
【 食品機能学研究室 小築康弘 】