こんにちは。戸板栄養士会です。
本日は戸板栄養士会幹事、生活科48回生の上田恒子さんより、
「野菜が苦手な子どもたちに出来る事」について執筆いただきましたのでご紹介させていただきます!
**************************************************************
子どもたちは「野菜が苦手」というイメージが強いと思います。
実際に野菜が苦手な子は1~2歳クラスに多く、3歳クラスになると頭で食べられるようになってきます。
頭で食べるとは、全力で拒否するのではなく、自分の頭で考えて食べられることを指します。
○○を食べると強くなれるよ!○○を食べるとお肌がツルツルになるよ!と野菜と自分との葛藤を超えて食べたときに
「かっこいい~!」「すてき~!」
などと声掛けをすることで、全く食べないということを回避していくことが出来ていきます。
もちろん0~2歳クラスまでも食べたら褒めるなど、その子に寄り添った声掛けをしていきます。
子どもたちは少しの変化でもよく気付いてくれます。離乳食で使用する野菜が登園人数の関係で余ってしまったときに汁物に入れたところ
「さつまいもが入っている!」と興奮気味に言っていたので
「当たりだよ!」と言ってみたところ思いのほか喜んでくれて、
他の子も「さつまいも入ってた!」とクラス内でざわつきが起きました。
その日を境に毎日、今日当たりは何が入ってる?と聞かれるようになり、
当たりがない日でも当たりを作らなければいけなくなってきました。
毎日離乳食の余り野菜が出るとは限らないので、こちらも使用食材の野菜で何か出来ないかと思い、
人参の先端を輪切りのまま何枚か切ってみたり、半月切りを作ってみたり、いんげんは切り口が♡の形なのでそれがよく分かるような長さに切ってみたりと、切り方を少し変えただけの色々な形のアタリを作るようにしました。
色々な形の人参 ♡型いんげん
子どもたちが自ら食べ物を口に運ぶことが大切であり、そこがなければ栄養管理も何もないと思っています。
子どもたちの目線に立ち、楽しんで食べられる食事作りをしてきたいと思っています!
戸板栄養士会
戸板栄養士会への新規会員希望の方はこちらまでご連絡ください。
eiyoshi@toita.ac.jp
※会費は一切かかりません