今回は、逗子市で学校給食担当職員として働く
戸板栄養士会幹事、細野清美さん(生活科24回生)からの活動報告をご紹介します!
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逗子市の任期付職員として再任用のご縁を頂き、中学校給食の立ち上げのお手伝いに参加したのが平成26年です。
神奈川県では中学校給食の実施校が少なく、本市においても中学校に厨房はなく、
民間の給食会社の力を得ながら、ボックス型での給食となりました。
最近では、逗子市中学校給食のブログを開設し、毎日の献立と写真を掲載しています。
自校式の食缶給食から、箱型の給食への切り替え、献立、配分量、配達時間の逆算、
生徒の見えない役所内での実務、離れている厨房、電話でのチーフとのやり取り。
学校訪問、教室での「給食ってなに」の授業、保護者、市議の皆さんとの試食会。
学校給食の基準に合わせ、ま(豆)ご(ごま)は(わ)(わかめ・海藻)や(野菜)さ(魚)し(椎茸・茸)い(芋)
これに自身の発酵食品理念をプラスして、こ(酵素発酵)を入れ「まごはやさしいこ」を繰返し、
じっくり出した「だし」の旨味と味噌汁を中心に「和食のすすめ」を繰返しました。
時空を埋めるとして日を過ごし、ふと顔を上げた先には、神奈川県の地場産物、身近には三浦半島の海産物、
野菜、市内の小坪漁港さんからの「しらす」「アカモク」「わかめ」のプレゼントもあり、
何と幸せな給食になっていたのかと、気付くことができ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
若い栄養士の皆さんには、来る日も来る日も芋の芽取りや、氷水からの下仕事、迷う日も多くあるでしょう。
表に出ることのない厨房での明け暮れは前に進むことより、辞めることの選択ばかり浮かんでくるかもしれません。
「そうだよね、解るよ!」
「食べること」「命を繋ぐこと」昨日頂いた食べ物(命)が間違いなく、
今日の血、肉になり明日に繋げること、幸せな仕事を頂いていると思いませんか。
戸板から巣立った若い(栄養士)皆さんへ、あなたのお仕事をどうぞ大切にしてくださいね。
迷いながらここまできた私から、「あなたの仕事は幸せを運ぶ素晴らしいお仕事です」と
心からエールを送り、あなたの手を握ります。
逗子の駅に降り立つと潮の香りがします。市役所の隣り合わせにある亀が丘八幡宮様、一度いらしてくださいね。
街中なのに静かでほっとさせてもらえます。
逗子は温暖な優しい所です。
なかなか会えない中学生が街中でも手を振ってくれます。
この地の未来を担う中学生の給食を担当できたこと、心より感謝しています。
生活科24回生 細野清美
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eiyoshi@toita.ac.jp
※会費は一切かかりません
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