ロサンゼルス海外短期インターンシップ留学~体験談~
戸板女子短期大学 国際コミュニケーション学科 新川きらり
グローバル・キャリア・プログラムとは?
自分自身も成長できる海外短期インターンシップ留学のプログラムです。海外で貴重な経験を得たいという学生にとって、現地で仕事ができる海外短期インターンシップ留学は、魅力的な選択肢の一つです。
グローバル・キャリア・プログラムに参加した目的はなんですか?
純粋に海外経験をしてみたかったからというのが、このプログラムに参加した目的でした。大学入学後、当初は海外留学を考えていましたが、費用の高さや時期の問題から踏み出せずにいた私にとって、短期間で海外経験ができ、かつ海外企業でのインターンシップに参加できるこのプログラムはとても魅力的に思え、参加を決めました。
参加する前に思っていたことや不安だったことはなんですか?
初めての海外、初めての国際線、初めてのアメリカ、日本語以外でコミュニケーション、そしてプログラムも何もかも、とにかく全部楽しみでした。そんな私でもさすがに渡航2日前になると、用意したはずの航空券や現地での交通手段、入国審査や荷物などの不安が押し寄せてきました。しかし、“案ずるより産むがやすし”を生きるスタンスとしている私は、なんとかなる!と強い気持ちが勝り、不安は吹き飛びました。
実地研修を行った先の場所と、実際に行ったタスクを列挙してください。
私は約2週間、“AKT Treading”という貿易会社で日本食の輸入業務に関するお仕事を体験させていただきました。実地開始前のビジネス研修でJETROを訪問したこともあり、最初は大きな会社を想像し身構えていたのですが、実際に行ってみると従業員は社長さん含めて5人の小さくてとてもアットホームな会社でした。私が経験させていただいた業務には、毎朝の貿易データのアップデート、見積書作成や企業ポリシーの翻訳の他、現場(倉庫)でのラベル貼りの作業などもありました。
上記研修先での1日の流れを教えてください。
出勤後、まずは貿易データのアップデートを行い、次に新しい商品のデータ作成や、商品を買い取ってくれる店舗への見積書作成を行いました。この辺りでお昼休憩となりますが、会社の皆様にお昼をご馳走してもらう機会も多く、本当に楽しくておいしくて嬉しい時間でした。午後からは企業ポリシーの翻訳を進め、その後現場(倉庫)へ行きラベル貼りの作業を行いました。事務系のパソコン作業よりも体を動かして行うこの倉庫作業が私は大好きでした。
ホームステイについて教えてください
ホームステイ先以外では殆ど日本語生活だったので、ここで英語を使って話さなければせっかくアメリカまで来た意味がない!と思い、必ずその日の出来事や挨拶など少しでもマザーと英語で話す時間を持つようにしました。十分な時間の取れないときには、置手紙を残すなどしてコミュニケーション図りました。アメリカついて何も知らない私に、安全な場所と美味しい食事、そして温かいベッドを用意してくれたことに感謝しながら、この2週間をすごしました。
本プログラムで、得たことはなんですか?
またそれを今後どのように生かしていきたいですか?
たくさんありすぎて困りますが、一番は「すごい奴ら」の中で、何の力も持たない自分でも戦ってみようと思える勇気を手にしたことです。これまでの私は負けず嫌いなくせに、自分が不利な状況になるとすぐに諦めてしまうことが常でした。今回のプログラムでも周りの皆は、高学歴だったり、英語が堪能だったり…「私って、大したことないんだな」と、最初のうちは周りを羨ましがっては自分に絶望していました。しかし、何がそうさせたのかはわかりませんが、次第に「だからこそ、今が成長するチャンスだ」と、とにかく前に進んでいきたいという思いが私を動かすようになりした。すると、英語が上手じゃなくても、皆を引っ張るリーダーにならなくても、周りの人は私のことを「すごい」と言ってくれました。私自身は今でも自分を「すごい」だなんて思えませんし、まだまだ頑張らなければならないところばかりです。しかし、みんなの言葉が与えてくれた自信と、今回手にした勇気は、これからの自分を助けてくれる武器になると信じています。
このプログラムへの参加を考えている
後輩へのメッセージ
プログラムを終えて1か月以上が経過した今でも、留学ではなくこのプログラムへの参加を決めて良かったと心から思っています。今の時代、海外留学は決して珍しい体験ではありません。しかし海外でインターンシップに参加したというと、圧倒的に興味を持ってもらえます。「どこに行ったの?」「どんな企業に行ったの?」「なんで参加したの?」「英語は大丈夫だった?」…など、学チカ、話のネタにはもってこいです。正直学チカなんてもんじゃありません。ここで得たこと、経験したことの全てがこれからの自分を支える貴重な財産になりました。この先一生、その力と自信を持って生きていくことができるのです。私が申し込みをしたときは1ドル155円ほどの超円安で、費用はかなり高くなってしまいました。しかし、これほどの素晴らしい体験ができたことを考えると、むしろお釣りが返ってきたと感じるほどです。私はこのプログラムを強く、強くお薦めします。