【Brickny Europe】海外現場視察プログラムでドイツへ!

学生ライター藤巻さん

こんにちは!食物栄養科1年の藤巻百華です。
私はこの夏、海外現場視察プログラムに参加し、ドイツに行ってきました!

海外現場視察に参加した理由

高校生のころから食品関係について学んでいたことから、外食に興味がありました。夏休み期間にドイツの外食について学べる機会があると知り、海外の食について学びたい、自分が海外でどこまで通用するのか試したく応募しました。

 

Brickny Europeについて

日本の食文化の素晴らしさを世界に伝える」という思いから設立された会社です。
日本人街であるドイツ デュッセルドルフを本拠地に持つ、日本人がオーナーの会社で、ラーメン、焼鳥居酒屋、焼肉、トンカツ専門店など様々な業態の日本食料理店を運営しています。
Brickny Europeは、「リトル東京プロジェクト」と銘打って、デュッセルドルフを日本体験の発信地となるような街づくりに取り組んでいました!
デュッセルドルフのインマーマン通りは、日本語標識があるほど日本が感じられる場所でした。

 

初めてのドイツで感じた、ドイツと日本の違い

① 時差
日本との時差は7時間です。ドイツが夕方の時は、日本が深夜になってしまうため、家族と連絡をとるのが難しかったです。

② 法律の違い
ドイツには閉店法という法律があり、日曜日はほとんどの商業施設が閉店します。日曜日は家族など大切な人と過ごす日だそうで、ドイツ人は家族の時間を一番大切にしている国だと初めて知りました!

③ 味付けの違い
ドイツ人好みの味付けの調査をするべく、現地では様々な日本食を食べました。
日本で食べるものよりどれも味が濃いめで、ドイツ人は濃い味付けが好みだと知りました、
またビーガン先進国でもあり、どのお店に行ってもビーガン料理が提供されていました。

 

ドイツ現場視察研修について

店舗調査、ドイツ人に対しての接客練習、人事部の業務見学、面接見学、POPの制作、写真撮影見学、たこ焼き・おにぎりづくり体験など盛りだくさんの内容でした!

現場視察で印象的だったことをピックアップしてご紹介いたします!

・外食店舗見学
ドイツ人はとにかく優しい!
店舗見学した際に、ドイツ人の方々と交流することができました。残したご飯に対して「おなかいっぱいで食べられなかった」と一言声がけをしていることが印象的でした。「おいしくなくて残したわけじゃないよ」という気遣いを自然としていました。残したものは持って帰ることができるそうで、お持ち帰り用の容器が用意されていました。また、私が日本人だと察してくれて、日本語でコミュニケーションをとってくれる方が多く、本当に優しさで溢れた国だと感じました。


ラーメンの食べ方が独特!
ラーメン屋さんの業務見学をしたときに衝撃的な光景を目にしました。麵がメインのはずの料理なのに、麵を残す方が多くてびっくりしました。ドイツ人は具材をたくさん食べたい方が多いらしく、ラーメンの上に唐揚げなどメインになるようなものをトッピングするラーメンが好まれていました。選べるトッピングのメニューも多く用意されていたのが印象的でした。食文化の違いに圧倒されました!


たこ焼きを作ってみた!
店舗の休憩時間を使って、たこ焼き作り体験をさせていただきました。
ドイツ人はトロトロな生地に入っているタコを見て、「生でタコを食べるのか!?」と勘違いされる方が多いと教えていただきました。そのため、タコが生でないことをPOPに明記するなど、工夫をして提供しているそうです。また、アツアツなことを知らずに食べてしまう方が多く、やけど必須な食べ物だそうです。ドイツの方は、日本と違って生のタコに抵抗があることを知りました。


ドイツは生の豚肉を食べる!?
ドイツ料理は豚肉が多く、アイスバイン(豚のすね肉を丸々揚げた料理)や、シュヴァイネメット(生の豚挽き肉)など、日本では目にすることがなかった料理をいただける機会がありました。特にシュヴァイネット(生の豚挽き肉)が衝撃的でした。生の豚挽き肉をそのまま食べる料理があり、食文化の違いを体感できました。

日本食を他国で食べるという貴重な経験を通して、初めて知る食文化やドイツ人の好みを学ぶことができました。また、素晴らしい日本の食文化を様々な国の方々に提供するやりがいを感じることができました。


・POP制作体験
飲食店に飾るPOP制作を体験させていただきました。まず、お寿司の物撮りから始まりました。新鮮さや美味しそうに見える画角で撮影するのに大変苦戦しました。撮影した写真を使用して、お寿司屋さんのPOP制作に取り組みました。日本食とわかるように和の要素を入れつつ、ドイツ語の説明を入れてわかりやすく作成するのは難しかったです。お客様の目に留まるために、試行錯誤して表現されていることを学びました。


・語学研修
ドイツ語研修やドイツについて教えていただくことができました!今回、この海外現場視察研修に参加したからには何か身につけて帰国したく、後悔しないよう事前に独学でドイツ語を勉強していきました。冷蔵庫に単語一覧を貼り、単語帳を作って通学時間に勉強するなど、本気で取り組みました。その成果が実を結び、現地でお褒めの言葉をいただくぐらいに話すことができました。本場では通用しない発音の仕方など、現地でしか学べないことがたくさんありました。


 

戸板ならではの海外現場視察プログラム

今回の海外現場視察研修中、観光することもできました!外食について学ぶことはもちろん、近隣の国の歴史や文化に触れられる戸板ならではのプログラムでした。
今回は飛行機を乗り継ぎでフィンランド(ヘルシンキ)へ行き、ドイツ(デュッセルドルフ)、ベルギー(ブリュッセル)、オランダの4か国を訪れることができました。
サッカースタジアムや、世界遺産のケルン大聖堂なども見学することができました。ドイツの住宅街や街並みは綺麗で見飽きない景色でした。また、ベルギーもどこを見ても素敵で、商店街のような場所は一面が映画の世界のようで、人生で最もきれいな景色だと思いました。ワッフルやゴディバ本店で食べたいちごチョコが美味しく感動しました!



今回の海外現場視察研修に参加してみて

私は、今までやる気はあっても結果が追い付かない、挑戦心はあるけどチャンスがないなど逃げてしまうことばかりでした。だからこそ、何か自分に自信をつけたいと思い、海外現場視察研修に挑戦して自分を変えるきっかけになればと思っていました。

言語が通じない、食が合わない、時差で連絡が取れないなど困難なこともありましたが、それ以上に現地でしか味わえない多くの経験がなによりの宝です。
海外での慣れない日々でしたが、自ら行動しないと何も始まらないと気づき、自分から勇気をだして現地の方に話しかけてコミュニケーションをとったり、様々なところに足を運び見学して異文化理解をすることができたりと、少しずつ成長をし、自信をつけることができました。

今回の研修を通して、海外でお仕事をする楽しさややりがいを知ることができ、将来海外で働くことも視野に入れようと思いました。

短大は2年間しかないのに、戸板には海外に行けるチャンスがたくさんあります!
これから戸板に入学する皆さんには、何事にも挑戦することをおすすめしたいです! 戸板には、サポートしてくれる先生や友人がたくさんいます。あとは自分が挑戦するかしないかという状況まで作ってくれる学校です。そのチャンスを逃すことなく挑戦してほしいと強く思います。

今回貴重な経験をさせてくださった、Brickny Europeの皆様
本当にありがとうございました!

学生ライター藤巻さん

食物栄養科

こんにちは!食物栄養科1年藤巻百華です!戸板ではといたん(もかち)、学生会、フェス実行委員など様々な活動に挑戦中です。そんな私だからかける記事を皆さんに楽しく見ていただくために精一杯頑張っていきます!よろしくお願いします。