【エアラインモデル】羽田空港にて感動のグッバイウェーブ(ANAエアポートサービス株式会社)

有田りな講師

こんにちは、戸板女子短期大学国際コミュニケーション学科でエアラインモデルを担当する有田です。今回は、ANAエアポートサービス様にご依頼し実現した、空港見学についてご報告します。

ANAエアポートサービス様には2024年秋に本学にご来校いただき、説明会を開催していただきました。よりANAエアポートサービス様のお仕事をより深く理解するために、今回はチェックインカウンターなどの旅客業務やバックオフィス、グランドハンドリング業務を見学させていただける機会を頂戴することができました。

会議室に到着してまもなく、ANAとロゴがはいったジャンパーを着用する学生達。羽織るだけでもすでにワクワクです!!

みなさん、グッバイウェーブってご存じですか? 窓側の席で空の旅を楽しんだことがある方なら、経験があるかもしれませんね。飛行機のドアがクローズし、滑走路に向かう際、その飛行機を担当してくださったグランドハンドリングスタッフの方々が手を振って見送ってくださることをグッバイウェーブといいます。ANAのグランドハンドリングスタッフの方々の発案で、今は多くの航空会社で行われています。今回我々は、羽田発福岡行きの飛行機の最終チェックをされるグランドハンドリングの方の業務を間近で見学し、グッバイウェーブを体験させていただくことができました。

空港の出発階や到着階でお客さまと接する旅客ハンドリングと違い、グランドハンドリングは屋外での業務。かつては男性が多い職場でしたが、かつては男性が多い職場でしたが、昨今の新入社員では男性女性かかわらず人気の職種となっており、約半数が女性の新入社員となっているようです。“グラハン女子”という言葉もよく耳にするようになりました!見学した日も、真剣な表情で出発前の確認を行う女性スタッフの姿を拝見することができました。

3名ないしは4名のチームで1機の到着から次便の出発まで責任をもって担当するグランドハンドリング。「無事に飛び立つ飛行機を見送る際に達成感を感じる」と言われます。

今回の見学では、グランドハンドリングの方々が運転する様々な機材を間近で見たり、チームワークよく働く姿を間近でみたり、ANAの大型機材がずらっと並ぶ景色に圧倒されたり…と、今までにない経験をさせていただくことができました。

見学終了時には「グランドハンドリングにも興味を持った!」という学生がどっさり!見学後の質問も「グランドハンドリングについて…」といったものが多く聞かれました。百聞は一見に如かず、ですね。

こちらは旅客ハンドリングで活躍する卒業生の荒駒さん。今後のキャリアビジョンを学生が質問すると、ご自身の強みや関心をいかした今後の展望を語ってくれました。その姿はすっかり頼もしいグランドスタッフさん。この2年間、真摯に仕事に向き合ってきただろうことが伝わり、いろんな意味で感動してしまいました。

本学は短大ですので、この春に入社3年目を迎える荒駒さんは、4年制大学から入社される方々と同じ年です。グランドスタッフになりたい!客室乗務員になりたい!といった想いが強い方はぜひ、本学で様々な経験をしながら、企業や自治体との課題解決学習なども行い、空という職場にチャレンジする機会を早いうちから持ちましょう!

以下、学生のコメントを一部抜粋します。

今回の見学を通して、普段は間近で見ることのできないグランドハンドリングの業務を実際に拝見できたこと、大変貴重な経験となりました。特に、飛行機が出発する際に、地上から一度お辞儀をし、片手で手を振る動作、さらには機内で振り返してくださるお客様がいらっしゃった際に両手でお応えする姿を見て、直接お客様と接する機会が少ない業務であっても、常に思いやりの心を持ち、細部まで意識を配っていらっしゃることに感激いたしました。 また、実際に飛行機のそばへ行き、間近で業務の様子を拝見できたことは、普段では決してできない貴重な体験でした。この経験を通じて、自分自身の進路についても改めて視野を広げることができたと感じております。

 

毎年1回は飛行機に乗るのですが、いつも窓際に座りお見送りして下さる社員の方に向けて毎回手を振っています、その際いつも見えてないんだろうなあと考えていて実際に自分が手を振る側になると以外にも沢山降ってくれている人かいて本当に心が高揚しました。私も手を振るのをやりがいに、今まで考えていなかったランプ作業を仕事にしてみたいと考えています!そしていつも利用する飛行機はANAが多く、手を振ってくれる方もANAの方が多いなと感じておりますので貴社の色や特徴が見られて、やはりANA素敵だなと思いました。また私の班を担当してくださった方のような楽しく活気溢れる社員のみなさまと共に仲間としてお仕事出来たら、もはや空港に住みたくなるのではないかと感じました。

このような体験ができ、今まで何度も訪れた空港の中で1番楽しいものになり、私の心を動かす出来事になりました。

 

ランプサービスの見学では、あれほど機体の近くまで行くことが初めてで、終始ワクワクが止まりませんでした。手荷物を一つ一つ丁寧に確認しながら、機内に詰む作業の正確さや、タイムプレッシャーがある中、従業員の方々が楽しそうに作業している姿に感銘を受けました。 また、プッシュバックを間近で見るチャンスを勝ち取ることができ、貴重な体験をさせていただいたことが本当に嬉しかったです。音の大きい中で正確に意思疎通をするために、ハンドサインを使って確認をしていることや、難しい作業を簡単そうにこなす社員の方がとてもかっこよく印象に残っています。お客様の見えない場所で働いていても、ANA全体で協力しお客様の旅をサポートすることから、部署を超えたチームワークの大切さを学びました。

 

有田りな講師

国際コミュニケーション学科
エアラインモデル

皆さん、夢に向かって準備を始める時期になりましたね。興味がある分野を学び、実務的な知識を身につけていくプロセス、なんだかワクワクしませんか?! 「相談したいときにいつでも近くにいる」そんな戸板の講師の一員として、“なりたい自分になる”お手伝いをいたします!お目にかかれることを楽しみにしています。