こんにちは、戸板女子短期大学国際コミュニケーション学科でエアラインモデルを担当する講師の有田です。本日は、満を持して!!、実施されたJAL産学連携春期特別講座についてご報告します。
JAL産学連携春期特別講座では、
・日本航空が抱く、お客さま・社員の方々・社会への思いや取り組み、
・世界で一番お客さまに選ばれ、愛される航空会社としての細やかな心遣い、
・安全を堅持する取り組み
について、お話をお伺いしました。
エアラインモデルの学生の皆さんは、この一年間、教室内外で各企業の取り組みを学んできました。特に学外との取り組みでは、JALOODAの精神がもとになって実施されているJALインフォテックス様の授業を受講 したり、アップサイクルの社会貢献についてJALトランスオーシャン航空との空飛ぶインターンで学んだ り、私共にも利他の心で接してくださるJALスカイの皆様に職場を案内していただいたり してきました。先生方が投げかけてくださるJALのキーワードと、課外活動で見聞した実体験が学生の中でリンクしますように…と願いながら拝聴していました。
「世界で一番お客さまに選ばれ、愛される航空会社としての細やかな心遣い」では、具体的な事例をご紹介いただきながら、心遣いの極意をご紹介くださいました。「感謝で始まり感謝で終わる言葉遣い」という心がけは、私もJALで学び、今も大切にしている考え方です。客室乗務員の仕事を通して、“言葉の選び方”で同じ内容を伝える場合も相手に与える印象を大きく変えることができることを日々感じてきました。客室乗務員は保安要員としての役割も持ちます。国内線で一日に何便も乗務する場合、お客さまへのお声がけの内容は「保安に関する依頼」ばかり…ということも実情です。「シートベルトをお締めください」「シートベルトはコートの上からお締めください」「荷物をもう少し奥にご収納ください」「背もたれをもとにお戻しください」…。こういったお願いをけして命令口調にせず、お客さまに気持ちよくご了承いただくために、客室乗務員は常にお声がけを工夫しています。言葉の選び方に意識を向けることは、仕事を円滑に進めるのみならず、私生活も豊かにするスキルの一つだといえます。
JALは「お客さま」と、「さま」を平仮名で表記しています。航空業界を志望されている皆様、お気づきでしたか?こういった「やさしい日本語」を意識する…、おもてなしの伝統を長く受け継ぐJALならではだと感じています。
講座では、お言葉(クレーム)をいただいた際の対応などもご紹介いただきました。多くの学生の心に響いたようで、講座後アンケートに言葉選びについてコメントされている方々もいたこと、私も嬉しかったです。
今回の講座を取り仕切ってくださった日本航空経営戦略部 産学連携担当のグループ長の大村さんは、私がJALグループで勤務していた時にお世話になりました。1年間、大村さんと世界中を飛び回り、国際線のファーストクラスを一緒に担当させていただきました。以前と変わらず気さくに接してくださり、フライトしていた楽しい記憶がよみがえりました。
以下、学生の授業後のコメントを抜粋します。
ボーディングミュージックでのお出迎えや、まるで機内にいるかのような機内アナウンスなどをしてくださり講座の始まりからワクワクを感じ、講座の合間には隣の人と交流する機会があり終始楽しみながら受講することが出来ました。本当にお忙しい中貴重なお話をしてくださりありがとうございました。 |
今回の話も通して、JALには相手に関心を持つ方、コミュニケーション能力がある方、分からなかったら分からないと言える方、多様性のある仲間がいるとお聞きし、更に良い印象へと繋がりました。 |
安全性への配慮が徹底されており、飛行機を利用する際に不安を感じたことがなかったのは、今回教えていただいた取り組みのお陰だと感じました。 |
今回の講座の中でご紹介していただいた、最高のバトンタッチというキーワードや確認会話など、コミュニケーションを非常に大切にしているというお話やエピソードが特に印象に残りました。安全は全員で守り続けるものであり、そのためにできることの1つとして、とても有効であるコミュニケーションの重要性を再認識することができました。自身の私生活にも活かすことのできる、非常に学びの多い時間となりました。ありがとうございました。 |
皆さん、就職活動前に、優しく気さくなJALの皆様に、たくさんのことを学べてよかったですね。
JALの皆様、素敵な機会をありがとうございました!