【エアラインモデル】ボランティアで“空の旅体験”を提供してきました

有田りな講師

こんにちは、戸板女子短期大学にて、エアラインモデルを担当しております有田です。3年目になる冬のボランティアのご報告です。

戸板女子短期大学ではScat Kids様と「障害児童福祉に関する産学パートナーシップ協定」を締結し、長期休暇中にボランティアへ伺う機会をいただいています。

「身体的な障がいへの対応は大きく改善されてきていても、知的障がいへの対応は、なかなか変わらない」「空の旅は縁遠い」といった声をユニバーサル・サービスの講義でお聞きしたことをきっかけに、ちょっとでも空の旅を身近に感じ、楽しんでもらいたいと感じ、「空の旅」体験をボランティアとして始めました。

Covid-19 が蔓延し、人との関わりが限定された中学・高校時代を送ってきた本学の学生。
まだ18・19歳の彼女達からは「知的障がいを持つ方とゆっくり接する機会がなかった」という声も聞こえます。
一方、夏のScat kidsでのボランティアに参加した学生は「久々で嬉しいな!みんな可愛いよ!」と口々に思い出を振り返り、ボランティア初日の学生の緊張をほぐしています。

学生は、各自目標を設定してボランティアに取り組みました。
「相手に気負わせずに接するにはどうしたらいいか」といった目標から、「航空業界で勤務することができたら、障がいを持つ方にどのような仕組みを作ることで安心を届けられるか、子どもたちとの触れ合いを機会に5つヒントを得る」といった目標を立てる学生もいます。

午前中は一緒に部屋遊びをし、お昼ご飯の後に「空の旅体験」を実施させていただきました。

Scat Kidsの職員の方々が、児童たちと一緒に遊ぶ飛行機のおもちゃを用意してくださるので、ドリンクサービス後は本気で一緒に遊びます!

 

ボランティアの後は音楽の時間に一緒に参加しました。

以下、振り返りレポートから抜粋です。

「初めて障がいを持つ子と遊びました。みんなとてもかわいくて、障がいというより個性だなと感じました。目を合わせられるようによく顔をみるようにし、笑顔にできる瞬間が何回かあってとても嬉しかったです」

「『何が安全で、何が危険か、分からない』と職員の方にお聞きしました。
外を一緒に歩く際、危険だと感じたら児童と手をつなぐことで、実際に危険を防ぐだけでなく「車が横を通る道を歩くときは危ないんだ」ということを教えていることを知りました。
「安全な過ごし方」を伝える時には、言葉に合わせて時には手を取り、目をみて伝えることが必要だということを学びました」

「膝をついて目線を合わせることで、はやく打ち解けることができました。
その子のペースに合わせて行動しながらも、お昼ご飯や移動のタイミングでは声をかけて集団行動ができるように意識しました。小田島様から「見通しを立ててあげることは大事」だと教えていただきました。今度児童をサポートする機会には、「見通しをたててあげること」を一つの軸にしようと思いました」

「あっという間でした!」「とにかく楽しかった!」と、貴重な機会に感謝をする学生たちでした。
良い経験ができて、よかったね。Scat Kidsの皆様、有難うございました。

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有田りな講師

国際コミュニケーション学科
エアラインモデル

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