戸板女子短期大学国際コミュニケーション学科では、航空業界を目指す学生や、ICT技術を専門的に扱う業務を目指す学生が多く学んでいます。
今年は「エアラインビジネススタディーズ」の授業にて、同じ港区として交流があった株式会社JALインフォテック様が特別授業を実施してくださいました。航空業界での具体的事例を元に、DXへの気付き・価値を届けてくださる貴重な経験となりました。
JAL INFOTECのホームページでもご紹介いただきました。
戸板女子短期大学さまにて、デジタルリテラシー講座初級編の授業を行いました。
以下、参加した国際コミュニケーション学科1年 菅谷実穂さんからのレポートです。
国際コミュニケーション学科一年の菅谷実穂です。
11/17(金)戸板女子短期大学 国際コミュニケーション学科では、JALインフォテック様が90分間の出前授業を実施してくださり、授業の最後には私たち学生が実際にパソコンを使い、簡単なプログラミングを体験するなど、大変貴重な時間になりました。
JALインフォテックは、JALグループのIT中核会社としてJALグループのビジネス全般を支える、IT系のプロフェッショナルといえる会社です。例えば、飛行機のフライトで「少しでもCO2排出量を減らす」ためにテクノロジーの力を使って、天候などを考慮し、一番燃費よく最短距離でかつ安全で快適に、目的地に到着するためのルートを何万通りも計算し、日々の運行に役立てているのです。JALインフォテックは、このようにお客さまの安全で快適なフライトを見えないところから支えている大変奥深い会社なのだと今回の出前授業を通して思いました。
今回お話を聞いている中で特に感じたのは、JALインフォテックの皆様が共通してとても‘‘JAL OODA‘‘の考えを大切にしているということです。
JAL OODAとは「目まぐるしい環境変化の中で、スピード感をもって一歩先を行く価値を提供し続けるために、社員一人一人が自らの責任において判断・行動しよう」という考え方です。指示されたものをこなすだけの依存型の社風になるのを防ぎ、自立型社員が多くなったことで JALは今も日本最大とも言える航空会社であり続けているのだと思いました。
私は今まで航空業界の中でも、接客をする業務についての企業研究をすることが多かったのですが、今回のJALインフォテック様の出前授業を通して、いつも飛行機が安全に定刻通りフライトができるのは、ITを駆使して安全になるべく遠回りのない航路を考えてくださる業務があってこそなのだと改めて学ぶことができました。
また、講座を通じて簡単にできるプログラミングが楽しく、DXが「難しい」だけでなく「楽しい」と感じることができました。デジタル技術が身近にあり、私たちの生活を豊かにしていることを実感しました。航空会社とDX双方に興味を持っていた私にとって、今回の講座は非常に興味深く、限られた90分でも充実した学びの時間となりました。
私共は今後も港区にある大学として、近隣の企業様にお力添えをいただき“社会でDXがどのように実践されているか”実例を教えていただきながら、意欲的に学ぶことができる環境作りに尽力してまいります。
国際コミュニケーショ学科 有田りな