21戸板女子短期大学国際コミュニケーション学科の浦田有望です。
戸板女子短期大学 国際コミュニケーション学科 エアラインゼミ1年生が、成田国際空港グループのグリーンポート・エージェンシーが主催する成田空港×航空科学博物館とのコラボレーションイベントに参加しました。
私たちは、このイベントで、複数社の現役客室乗務員の方々と共にお客様に対応するスタッフとして、サービスアシスタントを務めました。
料理は成田駅前にあるレストラン「オリベートNARITA」の料理やサービスが提供されました。
オリベートNARITAはローマ教皇が来日された時に料理を提供された素敵なイタリアン料理店です。
このイベントのメインイベントは、滑走路が眼下に拡がる航空科学博物館のレストランで成田空港がある地元千葉県の食材を扱った料理のフルコースをお客様にサービス提供すること。
参加するにあたり、私が特に意識したことは「来てくださったお客様にエアライン業界としての最高のサービスを提供する、千葉の魅力を知ってもらい満足してもらうこと」です。
イベント自体の料金は、3万円と非常に高額のため、お客様に満足いただくためには、私たちサービングするスタッフの質を高めなければなりません。
1ヶ月前の現場でのイベントの研修に参加した際には、実際に提供するフルコースの料理を試食しました。お料理はもちろんのこと、プレートは千葉に工房を持つ「スガハラガラス」で特別にオーダーされたお皿で提供するなど、レストランのこだわりを感じました。
本番までの期間には、提供するメニューを丁寧に&簡潔にお客様へ説明できるよう、エアラインゼミ全員で食材について調べました。オリベートNARITAの萩原勇作オーナーからオンラインでレクチャーを受けました。
千葉県は、鰻や鮑が名産であるということなど知らないことがたくさんありました。千葉県の食材を調べながら、毎回お腹が空いてしまいました(笑)
イベント当日、成田駅に集合し、お店からグラスや食器などみんなで運びました。今回はオリベートNARITAこだわりの食器を使い、料理をご提供します。また現地のレストランでは、全員でテーブルクロス敷きや照明のセッティングなどを行いました。
私が目指すキャビンアテンダントも機内にお客様を迎えるにあたり、このように事前セッティングを行うことを知るよい機会でした。
セッティングが終わると、現役のCAの3名から、エアライン業界で働く心構えや学生時代にしておくと良いことなどをグループに分かれて、30分程度でレクチャーいただきました。
まさに私の目指しているCAと同じサービスを現役の方と一緒に体験できる貴重な経験となりました。
イベントが始まると、30名のお客様を入口の搭乗ゲートでお出迎えし、レストランではイベントに来てくださったお客様一人ひとりに、丁寧に料理の説明をしながらご提供させていただきました。
丁寧に食材の説明をして料理を提供したお客さまから
「わかりやすい説明ありがとう。料理がさらに美味しくなったよ。」
「本当のキャビンアテンダントみたいだね」
とお声がけいただき、美味しそうにお召し上がりになるお姿を見て、私も主催者の一員として大変嬉しく感じました。お客様とお話をする機会が多くあり、たくさん「ありがとう。」という言葉をいただくことができ、とてもやりがいを感じました。
普段なかなか行くことのない成田空港の滑走路の真横で、フルコースを提供するサービスを経験することができて、大変貴重な経験となりました。
この経験を通して、質の高いサービスを提供するためには、事前の準備を怠らないことが大切だと感じました。
現在、私は羽田空港の日本食レストランでアルバイトをしています。国際線のターミナル内なので、様々な国籍のお客様が来られます。今回のイベントを通して、アルバイトで日本語の英語両方で料理の説明ができるようにしています。
私が目指すエアライン業界で働くために、またCAになるにはどのようなことをしていけば良いか、考えながら戸板女子短期大学で様々な経験をしていきたいと思います。
国際コミュニケーション学科
浦田 有望