TOITAFes2022 でエアラインカフェを開催しました。

有田りな講師

戸板女子短期大学 国際コミュニケーション学科 エアラインゼミでは、毎年学園祭TOITAFesにて、“エアラインカフェ”を実施しています。

このエアラインカフェは、ゼミ生が客室乗務員やグランドスタッフとしてお客さまをお迎えし、空の旅をご提供させていただくものです。毎年大変人気があり、昨年はベストフロア賞をいただいています!

日々、エアラインゼミ生は

”教科書から”
”HPや最新ニュースから”
”実際に働く先輩から” 

様々な分野から航空業界について学んでいます。

その学びを実際にアウトプットする機会として、楽しく&真剣にエアラインカフェの練習・実施を行っています。

事前準備として、ライフベストを使ったセーフティデモ(機内安全ビデオに合わせた実演)では、2名の客室乗務員役が息の合ったデモンストレーションができるまで、放課後練習を重ねてきました。

アナウンスを担当する学生は、英語の発音などを繰り返し練習しながら暗記をし、スムーズにアナウンスできるまで個人練習を行いました。カートを使ってのドリンクサービスでは、音に配慮しながらカートを動かし、グラスの向きを意識してお飲み物を提供するなど、機内さながらの細やかなサービスを学びました。

またグランドスタッフ役では、搭乗前にフロアに集まってきてくださるお客さまにスムーズな対応ができるよう、適切なご案内を繰り返し練習しました。

エアラインカフェを盛り上げる備品や動画にも力が入っています。

TOITAFes前日に、助手補の先生が作成してくださったチケットや電光掲示板が、これから旅に出るかのようなワクワクした気分を誘います。

今年は、国際コミュニケーション学科 押切先生「プロジェクト実習C」の授業にて、「フライト先の楽しみ方」についての動画を学生が作り、ドリンクサービス中に放映する新たな取り組みも行いました。

学生が主体的に作り上げるTOITAFesですが、多くの学生の方々にエアラインカフェを盛り上げていただくことができ、心から感謝しています。

 

 

 

 

TOITAFes当日は、今年度もチケットが即完売するほどの大盛況、オープンキャンパスに顔を出してくれていた高校生の方々も、ご来場下さいました。

誠にありがとうございます。

広報スタッフといたんとしてピンクのポロシャツを着ているエアラインゼミ生が、
カッコよくサービスをする姿に高校生の皆さんが感動してくださり、終了後に記念写真を撮ってブースをあとにされていました。

国際コミュニケーション学科 木内先生のご提案で、
今年はエアラインゼミ2年生にも声を掛け、フライトに参加してもらいました。

1年生にとって、憧れの2年生と一つのフライトを作り上げる貴重な機会となり、タテの繋がりを深めることが出来ました。

参加した学生が振り返りを行い、エアラインカフェのイベントで学んだことや感じたことを以下のように振り返っています。

「目線の動かし方を特に意識してお客様と会話をしました。ドリンクをお渡しする際、手元ばかり見るのではなく、ドリンクをお渡しした後も、笑顔でお客様とアイコンタクトをとることを心掛けました。一人で来てくださったお客様でもリラックスして楽しんでいただけるよう、プラスアルファの会話をさせていただきました。丁寧な言葉遣いや正しい敬語を意識して話すことは難しいので、日々練習していくことが必要だと改めて感じました。
今回のエアラインカフェのイベントを通して接点ができたゼミ生もいたので、TOITAFesを通じてエアラインゼミのメンバーと距離が近くなったような気がして嬉しいです。エアラインカフェがこのメンバーでできてよかったなと、思いました」

「先生や先輩、仲間や助手さんに助けられた2日間でした。また、自分の成長も感じられました。チームワークがとても重要だと感じました。先輩や仲間と情報共有をし、アイコンタクトをとり、助け合いながら取り組んだ事が、とても印象深かったです(国際コミュニケーション学科1年生)」

「私は、はきはき・ゆっくりと話すことに気を付けました。
特にグランドスタッフは、カウンターに感染対策用の透明のディバイダ―が設置されているため、
お客さまの声も私の声もお互いに届きにくい環境でした。
そのため、できるだけはっきりと大きな声でお話するよう心掛け、ジェスチャーをつけるなど工夫をして接客をしました。
今回の経験を通して、改めて表情や声のトーンの大切さを学びました。」

「First classにて実際にお客様へサービスをする中で、お飲み物をお聞きしてテーブルの準備をし、ギャレー(お飲み物を準備するスペース)に戻ると、オーダーを忘れてしまったことがありました。再度ご希望をお伺いして確実に提供することはできましたが、他のことに必死で頭が回っていなかったことを反省しました。
ドリンクサービス時の細かな所作、通路を歩いてキャビンウォッチをする際の歩き姿など、客室乗務員は常にお客さまから目を向けられていることを再認識しました。
視野を広く、落ち着いて臨機応変な対応をする難しさを経験し、新たな課題が増えました。」

「私は、お客様の表情をしっかりと見て笑顔でサービスする事を心がけました。
ちいさなお子様をお連れになったご家族様に、降機のタイミングで「楽しかったです。ありがとうございました!」とおっしゃっていただくことができ、とても達成感がありました。
正しい姿勢やお声掛けを意識しすぎて「お客様の取りやすい位置にグラスを置く、メニュー表をお客さまが見やすい高さでお見せする」といった配慮を忘れてしまい、後で反省しました。
このエアラインカフェを通して、自分の良いところや改善すべきところを明確にすることが出来ました。スキルアップに繋がる良い経験となりました。」

「高校の学園祭はコロナで開催できなかったので、今回人生で初めて学祭を体験しました!とっても楽しかったです!来年もエアラインカフェに参加したいなと思いました。
印象に残っていることは、終わった後に来場者の皆さんが拍手してくれたことです。理事長や国コミの先生方、お子様や、障がいをお持ちの方など、様々な方がいらっしゃり、とても緊張しました。また、ドリンクサービスの時に時間がかかってしまっていて焦っていたら、ファースト担当の仲間が後ろから茶菓だけ先に配ってくれていて、チームワークよくサポートしてくれたことに感謝しました。お客さまがご降機する際「素晴らしかった」や「こちらこそありがとう」「素敵だった」など、嬉しいお言葉をたくさんいただくことができ、改めて航空会社に就職したいなと思いを強くしました。夢で終わらないように、より一層頑張りたいです。」

私自身もフライトが終わった後にお客さまから盛大な拍手を頂くことができ、本当に感動しました。

現在もそうですが、楽しいことも辛いことも沢山あります。

ですが、何事にも諦めず最後までやり遂げることが何より大事なのだとエアラインカフェを通して深く学びました。

本当に思い出に残る時間となりました。ありがとうございます。

 

国際コミュニケーション学科 有田りな

有田りな講師

国際コミュニケーション学科
エアラインモデル

皆さん、夢に向かって準備を始める時期になりましたね。興味がある分野を学び、実務的な知識を身につけていくプロセス、なんだかワクワクしませんか?! 「相談したいときにいつでも近くにいる」そんな戸板の講師の一員として、“なりたい自分になる”お手伝いをいたします!お目にかかれることを楽しみにしています。