戸板女子短期大学は、服飾芸術科の学びの一環として「ウエディング・セレモニー」の講義を受講する服飾芸術科1年生120名が3グループに分かれて、20代、30代、40代を想定した「3組の結婚式」を主体的に企画・運営する「模擬挙式」を令和元年8月4日(日)のオープンキャンパス内で開催しました。
戸板女子短期大学 服飾芸術科 ウエディングモデルでは「ブライダル企業の現地見学」や「ドレススタイリストによる実践指導」を中心に、ウエディング業務を総合的に学習しています。 職場で必要とされるビジネスマナーや敬語の遣い方、プレゼンテーション演習やホスピタリティ総論、サービスの心理学など様々な科目を通して、ホスピタリティの本質や表現手法も併せて学んでいます。
当日は、戸板ホールで、学生たちがウエディングプランナー、ドレススタイリスト、ヘアメイク、音響照明、プレス、カメラ、ブライズメイド、新婦の役割を分担し、全員一丸となって「模擬挙式」を制作します。 またドレスショップ「ブライダルミュー」様の衣裳のご協力や安東徳子先生をはじめとするスペシャリストの各講師と一緒に、夢と希望が溢れるウエディングの世界をエンターテイメント性豊かに表現します。
また今回、最優秀賞に選ばれたチームは、11月16日・17日に開催される「TOITA Fes2019」にて、一般客の前で発表します。
TOITA Wedding ceremony2019 実施概要
模擬挙式 発表
参加した学生の感想
「私は今、ドレスコーディネーターの仕事に興味があるので、今回衣装・ヘアメイクという役職につかせていただきました。 私たちの挙式コンセプトは「野外フェスウエディング」です。式の雰囲気や、芝生をイメージしていたので、床の素材に合わせて花嫁さんのドレスを決めるのが1番難しかったです。また、野外の式なので、流行りのドライフラワーを取り入れたヘアアレンジにし、実際に生花を髪に刺すことに苦労しました。 ウエディングプランナーの学生が、模擬とはいえ実践的に内容を決めていくので、プランナーというお仕事はとても大変でやりがいのある仕事だと思いました。映像や音響、司会なども、式にはなくてはならない存在で、初めて集まったチーム全員が一回一回、全て息を合わせて行わないと、良い式にはならないので、全員の協力があってこそ良い式になると思いました。 ウエディングドレスを選んであげるという仕事は、花嫁さんにとっては夢でもあり1番大切ともいえることだと思います。花嫁さんに寄り添い、たくさんのお話をして満足していただけるドレスを提供できるかが大事だと感じました。どんな式でも花嫁さんが1番輝けるよう、という思いはこれからも忘れずにいたいと思いました(服飾芸術科1年)」
「私の役割は、ブライズメイドでした。コンセプトが、少し難しかったので結婚式のイメージを膨らますのに苦戦しました。後は、ブライズメイドは花嫁新郎を引き立てる役で私たちはダンスを踊らなくてはならなかったので、ダンス経験のない私には大変でした。チームと先生が全員一丸となって、とても良い結婚式を作り上げることができたことがとても嬉しく楽しい思い出となりました。本番直前まで変更する箇所が多く、本番うまくいくかとてもみんな心配していていましたが、優勝することができ、何よりとても楽しく結婚式を挙げられたので良かったです。将来自分が結婚式をもし挙げるとなった時に、他のチームや自分たちのチームの結婚式を思い出し、良かった所を取り入れていきたいと思います(服飾芸術科1年生)」
「自分の役割は、司会でした。新郎新婦のペルソナに沿った二人らしい結婚式を考えること、たくさん出た意見をまとめることに苦労しましたが、模擬結婚式だったが本物の結婚式のようでとても緊張しました。どの結婚式も二人ならではの結婚式で、優勝など決めるのはなんだかもったいないと感じました。私は、将来ウェディング業界に進むことはもちろん、業界に進んでも一つのことに向かって皆と一丸となって頑張ることは、とてもいい経験でした。チームでひとつの物を作り上げることは、全員の協調性が大切だと感じ、今後の職場でもこの経験を大切にしたいと思います(服飾芸術科1年)」
「私の役割は、ウェディングプランナーでした。ウェディングプランナーという仕事は、元々憧れていた職業だったため、とても良い体験ができました。 良い部分以外にも、大変な部分もたくさんあることに気づきました。特に、流れを把握し、当日短い時間で式の準備をする作業は、練習したにも関わらず、とても不安で、セレモニー直前に、指輪の行方がわからなくなるというハプニングもありました。 しかし、そういった経験をし、本番が上手くいった際にはとても嬉しく感じました。多くの人が集まって、ひとつのものを作り上げる楽しさと達成感は改めて良いものだと痛感しました。そして、改めてこのウエディングプランナーという仕事をしたいとより強く思いました(服飾芸術科1年)」
TOITA Wedding ceremony2019 の様子
スペシャル講師
戸板女子短期大学 ウエディングモデルコースアドバイザー マリッジ・ライフプランナー (株)エスプレシーボ・コム代表取締役 (一社)日本ヘッドスパ協会理事
ウエディング業界を中心としたサービスビジネスのコンサルタント、検定テキスト監修者。安東先生が携わった5,000組以上のカップルのデータ、幅広い冠婚葬祭の知識、そして豊富な海外経験から構築されたユニバーサルなマナー理論には定評があり、多くの企業に採用されています。
ウエディングプランナーとして、驚異的な成約率95%を持つ、スーパーセールスプランナー。学習院大学文学部卒業後、西武百貨店に入社。人事教育部に配属後、販売促進部に異動。 同社を退社後、ティパクレア(=パーティの逆さま読みでティパ、そんな人が集まる楽しい時間と空間と場所を創造するという意)を設立。日本リーバ、Make Up Forever他、化粧品メーカーなどの新商品の発売イベントなどを手がける。その後、個人のパーティにおける最大のイベントともいえるウエディングの仕事にシフトし、当時としては珍しいフリープランナーという業態で発展。マスコミにも取り上げられ、”100組100通りのウエディング”というオリジナルウエディングパーティの依頼が殺到。現在までに1,500組以上のカップルのウエディングを手がけている。 戸板女子短期大学では、服飾芸術科「ウエディング・レセプション」を担当。
本件に対するお問合せ先
戸板女子短期大学 入試・広報部 澁谷まで
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