戸板女子短期大学の服飾芸術科 7年の歴史を持つウエディング・セレモニーを終えて

岡本理紗子

戸板女子短期大学 服飾芸術科では、TOITAウエディング・セレモニーは2023年8月6日(日)のオープンキャンパス内で披露されました。

今年で7年目を迎えた戸板女子短期大学 学生主催のウエディングイベントは、毎年学生たちの協力とスペシャリストの講師陣との共同制作により、夢と希望が溢れるウエディングの世界を見事に表現しました。
このイベントでは、学生たちはウエディングプランナー、ドレススタイリスト、ヘアメイク、音響照明、プレス、カメラ、ブライズメイド、そして新婦の役割を分担し、一丸となって、BRIDARIUM MUEの衣裳のご協力を受けながら、素晴らしいウエディング体験を作り上げました。

結婚式は午前と午後の3つのグループに分かれて3回行われ、セレモニーでは、指輪の交換や新郎新婦の感動的な挨拶、ふたりの生い立ちや思い出の動画、友人代表のスピーチなど、まるで本番のような演出が行われました。会場は感動に包まれ、出席者たちは心からの祝福を送りました。

グループ1  2人を繋いだ近未来White Wedding

新郎新婦ペルソナ
■佐川美咲さま
戸板女子短期大学 服飾芸術科 ファッション専攻 2013年卒業 30歳
マッシュホールディングス 広報部 アシスタントマネージャー
■井坂拓也さま
電気通信大学 応用物理学科 2011年 卒業 32歳
AKコンサルティング株式会社 商品開発課 課長

■出会いは仕事
新婦が広報を担当しており、SNSビジネスのコンサルタント会社の担当者が新郎だった。
2年前に出会い、昨年のクリスマスにプロポーズ。

模擬挙式を通じて、結婚式の成功にはチーム全体の協力が必要で、グループメンバーの異なる考え方を理解することが大切だと感じました。
また、リーダーシップ力を向上させるためにチーム全体を見ながら指示を出す能力を養うことが必要であることが分かりました。
コミュニケーションと協力の面が良かった一方、トラブル時の対応と連携面での改善点もあり、今回学んだことを私生活や就職先で活かしていきたいです。
コンセプトであるSNSを活用した独自の演出(インスタライブ)や装飾など、感動的な瞬間を創り出す工夫をし、さらにウエディング業界に興味を持つことが出来るような素晴らしい経験ができました。
最後に、来年の1年生へのアドバイスとして、模擬挙式では予期せぬ問題が発生するかもしれませんが、冷静に楽しむことが大切です。やりがいがあるので仲間としっかりと円滑なコミュニケーションを取りながら、全力で頑張ってください!

グループ2 – ̗̀RISE OUR PASSION ̖́-

新郎新婦ペルソナ
■有本 愛さま
戸板女子短期大学 食物栄養科 カフェ専攻 009年卒業 34歳
浅草仲見世 タイ焼きの有本の8代目
2019年に蔵前に鯛泰カフェを開業
新婦はSnow Manの推し
■澤田 健太さま
立教大学 観光学科 2003年 卒業 40歳
日本旅行 EC商品開発部 部長

■出会いはアプリ
タイ焼き好きな新郎がアプリの検索ワードを「タイ焼き」にしたところ、新婦と出会った。

今回の模擬挙式を通じて学んだことは、感謝を忘れず、お客様に親身に寄り添い、協調性を意識し、コミュニケーション能力を向上させることが重要であるということです。
グループの良かった点は、楽しい雰囲気で積極的な協力があったところです。改善点は、早めの計画を立てることが出来ず、連携や進行がスムーズにできなかったところで、先回りして思考する力がいかに必要かを学ぶことが出来ました。今回の改善点を将来に活かしていきたいです。
新郎新婦の出会いのきっかけである「鯛釣り」をコンセプトとし、リングを鯛で釣るといった珍しいオリジナルな演出が、記憶、そして思い出にもよく残る良い経験になりました。
また、来年の1年生へのアドバイスは、たくさん意見を出すことでより良い模擬挙式を創り出せると思うので、楽しみながらみんなで協力し合って自分たちだけの結婚式を作ってほしいです!

グループ3 〜𝐒𝐨𝐦𝐞𝐭𝐡𝐢𝐧𝐠 𝐅𝐨𝐮𝐫〜

新郎新婦ペルソナ
■石橋 萌さま
戸板女子短期大学 国際コミュニケーション科 留学コース 2019年卒業 24歳
LAコミュニティカレッジに編入、その後、米国ブラウン大学に編入。
今年6月に卒業、帰国、8月に結婚。
■ソンミンさま
米国ブラウン大学年 2023年卒業 24歳

■出会いはアメリカの大学。国際政治学のゼミで出会った

今回の模擬挙式の経験から、異なる意見を受け入れ、メンバー全員を尊重することが大事だと気付きました。積極的なアプローチと計画性を高め、チームで協力する楽しさを体験することが出来ました。
良かった点は、提案力の高さや役割分担から自己役割の遂行までをしっかりできたところでした。改善点は、自分の役割以外のことを理解しておらず、連携が上手く取れなかったところです。周りにいる仲間をしっかり頼り、スムーズに成し遂げる点を今後活かしていきたいです 。
「シンデレラ」をコンセプトとして、参列者を巻き込んだロマンチックな演出が他のグループにはない発想でやり遂げた時に大きな達成感を得ることが出来ました。
新入生へのアドバイスは、意見の違いを成長へのチャンスと捉え、協力とコミュニケーションを大切にすることです。後悔のない貴重な経験になるよう、楽しみながらチャレンジしてほしいです!

本件に関するお問い合わせ先

戸板女子短期大学 入試・広報部 澁谷まで
TEL 03-3452-0696

岡本理紗子

服飾芸術科
助手

戸板女子短期大学 服飾芸術科を卒業後、服飾芸術科で授業のサポート等をしている助手補の岡本といいます。服飾芸術科のリアルな一面をお届けしていきます。