ブランディア×TOITA「廃棄ゼロ」ファッション展示2023 オープンキャンパスで公開

高橋 佐智子講師

戸板女子短期大学では、2/11(土)のオープンキャンパスで、服飾芸術科のファッションデザインゼミの学生が製作した作品を展示形式で発表します。

戸板女子短期大学#廃棄0プロジェクトを2021年10月より開始し、国内最大級のファッションリコマースサービス「ブランディア」を運営する株式会社デファクトスタンダードの2030年までに「ブランディア」のサービスから出る「廃棄0」を目指す「廃棄0プロジェクト」の成果発表の場です。

▼これまでの活動についてはこちらをご覧ください。


昨年に引き続き、本プロジェクトでは、戸板女子短期大学 服飾芸術科 ファッションデザインゼミの学生が、ブランディアから無償提供される廃棄衣料を使ってファッションアイテムを製作しました。

作品製作では、本学の協定校であるESMOD JAPON講師であるデザイナーの岩瀬惠理先生にご指導いただきました。

今回、授業コラボとして、中村晴菜先生の「ファッションデジタル演習」でゼミの作品をブランドに発展させ、デジタル制作しました。
さらに、展示のアドバイスも頂き、現在オープンキャンパスに向けて、ゼミ生で準備をしています。

オープンキャンパスに先立ち、学生のコメントと説明パネルの一部をご紹介します。
実際の作品はオープンキャンパスにてご覧ください。

服飾芸術科 1年生 尾島 衣緒さん


私はアナ・ウィンターという人物をモデルに作品を作成しました。アナ・ウィンターはイギリス出身のファッション雑誌編集者であり、1988年からアメリカ版『VOGUE』の編集長を務めています。

2008年には長年のファッション界への貢献が評価され、大英帝国勲章を授与しました。この方はなんといっても頑固一徹で自分の意思を曲げない性格で強い女性です。そんな破天荒な性格や女性としての強さに惹かれ、アナ・ウィンターを選びました。ワンピースは全体的にゴールドを中心としており、強さや女性としての美しさを表しているのでぜひ作品を見ていただけたらなと思います。

服飾芸術科 1年生 横井 彩乃さん


私は森英恵さんをテーマに制作しました。森英恵さんは日本を代表するファッションデザイナーです。歌舞伎、バレエや映画の舞台衣装なども手掛けていました。森英恵さんのデザインは伝統的な和服の生地や柄、鮮やかな色彩などが特徴で蝶をモチーフとしたデザインが有名です。私はその美しい世界線に惹き込まれ森英恵さんを選びました。完成したデザインは自分が元々イメージしていたものではなくて、作業をしている途中にこのデザインを思いつきました。最初に考えていたデザインよりも素敵なものが作ることができたので良かったです。女性の中の強さと美しさをしっかりと表現できたと思います。

服飾芸術科 1年生 佐藤 穂佳さん


大好きなアーティストのマイケル・ジャクソンをテーマに制作しました。マイケルらしいポーズのシルエットが生きるようにミニスカートや袖を調整し、服のシルエットに落とし込んでみました。また、襟や斜め掛けのデザインは子供服とズボンを使用しています。マイケル自身が着ていた衣装を参考に華やかにアレンジをしました。

服飾芸術科 1年生 長倉 怜音さん

私はアイリス・アプフェルという女性をモデルにしました。インテリアデザイナーとして活躍し続けるアイリスは今年で102歳を迎えます。そして常に、カラフルでド派手なファッションを楽しみます。”ファッションにルールなんてない”そんなマインドで好きな服を着続けるアイリスに憧れ、彼女の唯一無二の世界観を出来るだけ再現しました。

服飾芸術科 1年生 柿本智美さん

人々を楽しませ驚かせたエルザ・スキャパレリの大人っぽさと憧れていた可愛さをかけ合わせることを表現しました。大人っぽさと不思議さが入り交じった作品を是非ご覧ください。

お問い合わせは

戸板女子短期大学 入試・広報部 澁谷まで
TEL 03-3451-8383

高橋 佐智子講師

服飾芸術科

人体形態に適合する被服設計を科学的に考え、確かな技術に基づく被服製作について研究しています。美しく、着心地の良い被服について共に学びましょう。 主な担当科目 :服飾造形1 / 服飾造形2 / 服飾造形3 / 服飾造形4 / パターンメーキング・CAD / ファッション素材論 / 伝統衣服演習 / ファッションデザインゼミ