HUGE新川社長  外食産業の今後の展望、活躍する人材、サービスについて基調講演

キャリアセンター

令和5年2月20日(月)株式会社HUGE代表取締役社長 新川義弘様より
「外食産業の今後の展望、活躍する人材、サービスについて」の基調講演をしていただきました。

外食の規模は26兆円と巨大な市場が日本にはある。しかし最大手の企業の売上7千億円と市場全体売上の3%にすぎず大手がいない状態である。またレストランも日本に生まれて100年程度と、外食産業は多くの可能性を残している産業であることを教えていただきました。

そんな産業の中で、大切なのは「人」であること。

外食は労働集約型産業なので、「人間」の労働力に頼ることが多い。

だから「人」が大切、人の「個」の力を大切にしている業界である。

社長になっても、私は「店長だから」という新川社長から外食産業のサービスについての本質概念を図解で教えていただきました。

サービスとは、お客様がして欲しいことを察知して先におこなうことが大切であること。店舗の運営力を基礎体力として、事前予知能力と顧客認知力が必要であると、サービスの概念を分かりやすい図をもって説明いただきました。

レストランは一度来店されたお客様に、再来店をしていただくことが肝要。そのためには、店舗が持っている店舗運営力の基礎体力(接客・サービス・料理・イベント)を上げていくことが重要である。

印象的なお話として、「最も忙しい時にできないようなサービスはしてはいけない」という話。これが基礎体力に結びつくのだが、
基礎体力以上のサービス、例えば、例として、お客様の誕生日のお祝いについて上げられ、何でもこのようなイレギュラーなサービスをやればよいというものではない。

基礎体力の無い内は、このようなサービスはやってはいけない。その判断基準は「最も忙しい時に、そのサービスができるかどうか」ということであると、お話をしてくださいました。

運営力が無い内に、このようなサービスをやってしまうと、一度、このサービスを経験したお客様から、もう一度お願いされた時に、「忙しいのでできません」では、逆に大きなマイナスとなってしまうというお話は、真剣にサービスを行って来た所以のお知恵であると、大変興味深いお話でした。

また、先読みをして行動できる人、お客様のことをしっかり覚えることができる人は、外食産業で活躍できる人材であることも教えていただきました。

今回のお話を聞いて「人生が変わった」「私は外食産業を就職先として選びたい」という意見がたくさんできました。

戸板女子短期大学では、このような業界のプロの方の基調講演、企業説明会を数十回行うことで、学生の進路選びの一助になるべくイベントをしています。

新川社長より「ワクワク、ドキドキする仕事につくべきだ」と仰っていましたが、本学も多くの素晴らしい社長講演を続けて、学生の人生が「ワクワク、ドキドキ」するような機会をたくさん作っていきたいと思います。

新川社長、本当にお忙しい中ありがとうございました。

キャリアセンター

職員
キャリアセンター

戸板女子短期大学キャリアセンターのなかの人です。進路関係のイベント、おすすめ情報などを発信していきます。キャリアセンターのホームページ【キャリアWEB】はActivePortalから閲覧してください。