千草会

日本刺繍の作品2点

同窓会千草会

2022年10月28日、高等師範科12回 1929年(昭和4年)卒業 武内冨貴様の姪御様よりご寄贈していただいた学生時代の日本刺繍「富士」、「雀」の作品2点です。

「富士」では藁葺き屋根や水面、雪など、「雀」では嘴や枝をつかむ足、枝や葉など、どの箇所をながめてもその繊細な表現や技法には乱れた針足はなく、学生が刺したとは思えない高度な技術に驚かされます。

卒業後、武内冨貴様は早くに亡くなられましたが、戦争を乗り越え長い時間、この作品に愛情をもって大切に保管されたご家族のお気持ちが強く伝わります。

同窓会千草会

職員

千草会は戸板女子短期大学の同窓会組織です。1928年戸板関子先生が同窓会の名称を「千草会」と命名されました。創立してから 120年を迎える現代にも、戸板関子先生が掲げた校訓「知好楽」の精神を大切にした「実学」の教育目標は生きております。