ヘルシー通信

新茶が待ち遠しい時期になりました


2006年度4月号 「新茶が待ち遠しい時期になりました」

新茶とは

日本人の食生活のなかでとても身近な日本茶は、食事の後や、仕 事や勉強・家事の合間にひと息入れたいときに欠かせない飲み物のひとつです。その年の最初に生育した新芽を摘み取ってつくったお茶のことを「新茶」または 「一番茶」といいますが、4月上旬から鹿児島などの温暖な地域から摘み取りが始まり、桜前線と同様に北上していきます。

日本茶は健康によい

茶 の成分をみると「二番茶」「三番茶」に比べてタンニンやカフェインが少なく、アミノ酸が多い傾向にあります。つまり、新茶は苦さ渋さが少なく、旨みや甘み が多いのが特徴です。また、緑茶にはビタミンCなどのビタミン類が多く含まれています。これまでに、緑茶には血圧を下げる、眠気をさます、虫歯を予防す る、老化を抑える、ガンを予防するなど、様々な生理作用が報告されています。 テレビや雑誌などで話題になった体脂肪を減らすといわれている「カテキン」は、緑茶の渋味の主成分「ポリフェノール」の一種で、健康によいと注目を集めて います。高濃度の茶カテキンを続けて飲むと脂肪代謝が高まり、体脂肪が減ることがさまざまな研究から明らかになっています。 そして日本茶は体にやさしいだけでなく、私たちの心に潤いを与えてくれています。お茶の時間に、人との出会いを大切にするように、新茶を最高の状態で心を こめて入れてみましょう。入れ方の一例を紹介します。

おいしい新茶の入れ方

(1)沸騰湯を人数分の湯のみに入れる。
(2)急須に1人あたりティースプーン2杯分を目安に茶葉を入れる。
(3)湯のみに入れた湯をゆっくりと(2)の急須に注ぐ。(お湯の温度は80度位)
(4)40~50秒して茶葉がひらきはじめたら、ゆっくりと均等に湯のみに注ぎ分け、最後の一滴までしぼりきる。

一口に日本茶といっても煎茶、番茶、玄米茶、ほうじ茶等日本茶にも色々なお茶があり、それぞれに適したお湯の温度、急須、湯飲みがあります。スローライフ、スローフードのひとつとして日本茶を楽しみ、元気に過ごしましょう。

参考: http://www.itoen.co.jp/oiocha/default.html
http://www.kao.co.jp/healthya/
生活実用シリーズ「おいしいお茶が飲みたい」NHK出版,1997

 

【 調理学第一研究室 富永暁子 】